デリカテッセン


監督:ジャン=ピエール・ジュネ, マルク・キャロ
キャスト:ドミニク・ピノン, ジャン=クロード・ドレフュス, リュフュス, マリー=ロール・ドゥーニャ

あらすじ:核戦争終了15年後のパリ郊外を舞台に、“おいしそうな人間”が来るのを手ぐすね引いて待つ精肉店主と、犠牲者にされそうな男の必死のサバイバルを描く。

評価 ★★★★

ジュネの初長編作。なんでも撮影中、資金繰りに苦労したそうで見てても低予算なのがはっきりと分かる。それでも様々な工夫がなされジュネの頭の中にある世界が見事に描かれている。

なにかとアメリと対比されることがある本作品だけど、雰囲気的にはエイリアン4に似てどこか退廃的である。奇妙な人物たちやヒロインの純粋さはアメリっぽいが。

終盤の理解しにくいストーリー運びや、唐突なアクションシーンなどまだ作り慣れてないなぁと思うところがちらほらと。ホラーのようなコメディのようなSFのような独特の世界観は見ていてぐいぐいと引き込まれる。

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