ハプニング・ゼロ ~人間消失~


監督 ジャイルズ・ダウスト
キャスト メアリー・ストックリー、フェリックス・スコット、マックス・ディグビー
2007年 ベルギー

あらすじ 悪夢に悩まされていたケイトは、理由も分からず友人が1人ずつ殺されていく状況に不安を覚える。事件解明のため、過去の記憶を探り始めるが……。

評価 ★☆☆☆☆

 友人が次々に殺されるが、その友人との付き合いの記憶が無い。とまあそれなりに面白そうな設定ではあるけれど、映画自体はアレレな内容。
 安っぽい雰囲気の画面で、適当なシナリオ。70分ほどの短い映画だけど、最後まで見るのが苦痛だった。

ハプニング・ゼロ
 爆発シーンも、日曜の午前中にやってる特撮物以下。

 ホラーとして頑張ろうとしてるのは分かる。ジャパニーズホラーみたいになんだか怖そうなSE鳴らしてみたり(全然怖くないけど)画面を暗めにしてオドロオドロしくしてみたり(暗くて何やってるか分からなくなってるだけだけど)スプラッター映画よろしく体内の金属片を取り出すために自分で自分の体を切ったり(全然痛そうじゃないけど)、才能がないのか予算がないのかは知らないが、努力してるんだなぁというのはしみじみと感じる。

 ストーリーもわけがわからん。謎解きっぽく、SFっぽく、ホラーっぽく、一貫した物がないからとりあえず適当に詰め込んどけって感じ。まぁ、タイトルやパッケージからしてシャマラン監督の「ハプニング」のパクリなんだろうけどね。
 大作の設定やあらすじを拝借して、さっさとつくって本元より先に公開してやるだなんて、一昔前の香港映画を思い出すなぁ。今も似たようなことやってるが。

 こんな映画で、1番びっくりしたのはラストシーン。兄ちゃんが主人公の女に向かって「君は美しい」
 いやいやいやいや、映画がはじまってからずっと微妙な主人公だなと思ってましたよ。なのに、美人て。そのセリフ使いたいんだったらもっと若くてキレイな姉ちゃんをヒロインにして下さいよ。

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