監督:フランク・オズ
キャスト:リック・モラニス、エレン・グリーン、スティーヴ・マーティン、ヴィンセント・ガーデニア、ビル・マーレイ
1986年 アメリカ
あらすじ:花屋の店員シーモアは中国人街で奇妙な鉢植を買った。ところが、なんとこの植物は人間の生き血をエサにする吸血植物だった……。
評価 ★★☆☆☆
オリジナルは1960年公開のロジャー・コーマン監督作品。で、その映画がミュージカル化されヒットし、さらにそのミュージカルを映画化したというややこしい経緯をもつのが本作品。
ホラーをミュージカルで演じるという発想は素晴らしい。普通、ミュージカルっつーと「ウエストサイド物語」みたいなラブロマンスを思い浮かべるもんだけど、あえてグロテスクなモンスターの登場するホラーを題材にするというのは発想の勝利というやつ。といっても、ラブロマンスが物語の主軸に据えられてるわけだけど。
しかしテンポの悪い映画。モンスターが成長して血を求めるようになり、やがては主人公の手に負えなくなる、といった展開まで一時間近くかかってる。もうほとんどラストシーンまできちゃってる。面白くなってきたな、というところであっさりとモンスターとの対決シーンがはじまってチャンチャン。どうも物足りない。
モンスターとの対決もあっけない。あれほどの知能と力を持ったモンスターなんだからもうちょっと粘れ。あんなヒョロ男になんの工夫も無くやられちゃって面白みがない。せめてやられ方に伏線でも敷いておいて欲しかった。
このシーンは最高。音楽からカメラの動きまで申し分なし!
もとがミュージカルなだけに音楽はどれも質が高いね。
どうでもいいがこのふたり。似てる。
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