ドラキュリア


監督 パトリック・ルシエ
キャスト クリストファー・プラマー、ジョニー・リー・ミラー、ジャスティン・ワデル、ジェラード・バトラー
2000年 アメリカ

あらすじ 高度なセキュリティ・システムに守られた古い棺桶が、ロンドンの博物館の金庫から盗み出された。中に眠っていたのは、100年前に捕えられた吸血鬼・ドラキュリアだった。蓋が開かれ現代に蘇ったドラキュリアは、次々と人間を襲う……。

評価 ★★★☆☆

 ドラキュラものはちまたに溢れてるんで、普通の作品を作っちゃうと歯牙にもかけられない。この作品の場合は、ドラキュラの解釈が非常に新しいわけだが、別に驚くほどのもんでもない(キリスト教徒ならびっくりするのかな?)

 ラストの十字架と交わるシーンも、なるほどなぁとは思うがなんか十字架がきちゃない。描きたいことはわかるんだけどもうちょっとうまくできないかなぁという感じ。

 が、映像面では個人的にツボに入った。序盤の飛行機と女性の一室がつながるシーンだとか、CDショップに幻想のようにドラキュラが現れるシーン。そのあたりは見事、の一言。鳥肌が立った。他にも、ベッドシーンやアパートが長い廊下となり、赤いカーテンがヒラヒラ……、というシーンも素晴らしいが、やややり過ぎ感もあったりする。

 テンポの良いストーリーに美しい映像面でなかなか楽しめた映画だった。しかし世紀末がテーマになってる映画をいまさら見ても、と思わないでもない。

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