エイリアン


監督 リドリー・スコット
キャスト トム・スケリット、シガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト
1979年 アメリカ

あらすじ 2087年、資源を積んで地球に帰還する途上にあったノストロモ号は、ある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。

評価 ★★★★☆

 古典的なSFホラー。「古典」と言わざるを得ないほど本作が公開されて以降類似品が数多く作られた。それほどの名作。
 といってもやはり一昔前の映画。もちろん現在も色褪せて見えないだけの魅力はあるが、どこか古めかしい所を感じさせる。
 ストーリーは、当時では新鮮だったSFホラー。その頃はSFを題材にしたモンスター映画はゴジラのようなアクションが主流だったが、エイリアン以降は、SFホラーが主流となった。

 教科書通りとも言うような王道のストーリー展開。どんでん返しや意外性は無い。
 一応エンディングはいくつか撮られたようであるが、無事帰還できるという1番無難なエンディングが採用されることとなった。他のエンディング候補には、リプリーがエイリアンを退治し、睡眠装置に入った後、エイリアンがリプリーの顔を覗き込んでいるといったものや、猫にエイリアンが寄生していたというバッドエンドもの。
 猫エンディングだったらもっと評価は上だったかもしれないが、当時ですらそれほど馴染みのないSFホラーに、救いようのないストーリーにしちゃったらヒットしてなかったかもしれないし難しいところ。

 演出面では光が非常に効果的に使われている。ラスト近くの爆破間近のシーンでは常にライトが点滅を続けている。よくホラーシーンで、登場人物の鼓動を聞こえるようにする演出があるが、それを光でおこなっているようなもの。闇と光が交互に現れるのは非常に心理的に圧迫を与え恐怖心を増大させる(ただ目が疲れるけど)

 あと、ラストシーンのシガニー・ウィーバーの下着姿が妙にエロイ。

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