tag:blogger.com,1999:blog-29678754949530575752024-02-07T14:07:10.706+09:00暇人入道之映画部屋新作映画から旧作映画まで、文学映画からエログロ映画まで、いろんな映画をレビューします。メールはこちらへ→ himajin.nyudou@gmail.comUnknownnoreply@blogger.comBlogger80125tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-76226254274445446492012-01-05T23:01:00.000+09:002012-01-05T23:02:11.605+09:00夏時間の庭<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f6177614%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13272050%2f" target="_blank"><img border="0" src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4523215%2f4523215038393.jpg%3f_ex%3d240x240&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4523215%2f4523215038393.jpg%3f_ex%3d80x80" /></a><br />
監督:オリヴィエ・アサヤス<br />
キャスト:ジュリエット・ビノシュ/シャルル・ベルリング/ジェレミー・レニエ<br />
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あらすじ:画家だった大叔父の邸宅に暮らすエレーヌが急逝。3人の子供たちに広大な家屋、貴重な美術品が遺され、ジレンマに悩まされる……。オルセー美術館全面協力で製作された家族の絆の物語。
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評価 <span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★★★★☆ </span>
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<a name='more'></a><br />
オルセー美術館開館20周年企画として美術館の全面協力の下作られた作品。なのに美術館に飾っておくだけの美術品は無意味、というようなことを言っちゃうんだがいいのか、それで。<br />
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「家」に対して日本とフランスとでは価値観が違っていると思う。地震が多く、木造のために火災での焼失の可能性の高い日本では、家を建て替えるのにそれほど抵抗はない。むしろ地震で崩壊したときに被害を減らすためになるべく軽い材木で家を建てる。その分崩れやすくはなるが、死者は減る。<br />
対してフランス、というかヨーロッパではそうした自然災害を考慮する必要が無いため、数十年或いは数百年間家を使い続けるのも珍しくない。ために「家」には歴史が詰まっている。親、祖父母、その両親、と家族がそこに住み続け、歴史と思い出が染みついている。日本以上に家を売ることに対して抵抗を持つのはそのためだろう。<br />
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フランスに住む長男が家を売るのを渋り、海外に住む長女と次男が家を売りたがったのは、自分たちが歴史を受け継ぐ立場かそうでないか、に依るのだろう。<br />
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淡々とした描写で進む映画。特に誰かにフォーカスを当てることもない。強いていうならこの「家」こそが主人公となり、家の周辺で起こる物語が綴られているのだ。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-65302663339391523632012-01-05T17:34:00.000+09:002012-01-05T17:34:18.673+09:00デリカテッセン<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0f02ee3c.81dd1146.0f02ee3d.f123102e/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2felcommun%2fl_036%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2felcommun%2fi%2f10000436%2f" target="_blank"><img border="0" src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2felcommun%2fcabinet%2fposter_cinema%2fimg55461619.jpg%3f_ex%3d240x240&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2felcommun%2fcabinet%2fposter_cinema%2fimg55461619.jpg%3f_ex%3d80x80" /></a><br />
監督:ジャン=ピエール・ジュネ, マルク・キャロ<br />
キャスト:ドミニク・ピノン, ジャン=クロード・ドレフュス, リュフュス, マリー=ロール・ドゥーニャ<br />
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あらすじ:核戦争終了15年後のパリ郊外を舞台に、“おいしそうな人間”が来るのを手ぐすね引いて待つ精肉店主と、犠牲者にされそうな男の必死のサバイバルを描く。
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評価 <span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★★</span><span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★★</span><span style="color: deeppink; font-size: 130%;">☆ </span>
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<a name='more'></a><br />
ジュネの初長編作。なんでも撮影中、資金繰りに苦労したそうで見てても低予算なのがはっきりと分かる。それでも様々な工夫がなされジュネの頭の中にある世界が見事に描かれている。<br />
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なにかとアメリと対比されることがある本作品だけど、雰囲気的にはエイリアン4に似てどこか退廃的である。奇妙な人物たちやヒロインの純粋さはアメリっぽいが。<br />
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終盤の理解しにくいストーリー運びや、唐突なアクションシーンなどまだ作り慣れてないなぁと思うところがちらほらと。ホラーのようなコメディのようなSFのような独特の世界観は見ていてぐいぐいと引き込まれる。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-82443526464122246192012-01-05T17:21:00.000+09:002012-01-05T17:22:12.375+09:00ゲンスブールと女たち<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f11213499%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f15496264%2f" target="_blank"><img border="0" src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f7955%2f4988003807955.jpg%3f_ex%3d240x240&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f7955%2f4988003807955.jpg%3f_ex%3d80x80" /></a>
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監督:ジョアン・スファール<br />
キャスト:エリック・エルモスニーノ/ルーシー・ゴードン/レティシア・カスタ<br />
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あらすじ:バルドー、バーキン、ピアフ、ドヌーヴ、フランス・ギャル、ジュリエット・グレコ…美しい女たちと音楽に愛された天才セルジュ・ゲンスブール。その華麗にして破天荒な生涯。“ユダヤ人で醜男"というコンプレックスを抱えながら、数多の美女たちを虜にしたプレイボーイ。そして、酒とタバコをこよなく愛し、今なお語り継がれる名曲の数々を生み出した稀代の天才アーティストのセンセーショナルな生涯を、人気BD作家J・スファールが斬新なアプローチで描き出す、音楽と情熱の物語。<br />
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評価 <span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★★★☆☆ </span>
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<a name='more'></a><br />
フランスのみならず、ヨーロッパ中で大人気のゲンスブールの生涯を映画化。といってもオイラは特に興味はないんだけど。<br />
監督が漫画家ってことで、漫画的な手法が多く使われている。オープニングのアニメーションや、着ぐるみで表されるゲンスブールの二面性とか。それらが上手くマッチしているかというと、どうも違和感を感じる。人間ドラマなのに着ぐるみは滑稽なんだよね。<br />
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話自体も、ゲンスブールについて予備知識がないといまいち楽しめないところがあるんでそういうところは日本人向きじゃないかも。<br />
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しかし出てくる俳優さんは、みんな本人にそっくりだ。無駄にこだわっているというかなんというか。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-21178037284877761892012-01-01T22:46:00.001+09:002012-01-01T22:51:31.745+09:00バンカー・パレス・ホテル<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4272954%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11993315%2f" target="_blank"><img border="0" src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f4988%2f4988102341831.jpg%3f_ex%3d240x240&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f4988%2f4988102341831.jpg%3f_ex%3d80x80" /></a>
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監督:エンキ・ビラル
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キャスト:ジャン=ルイ・トランティニャン/キャロル・ブーケ/ハンス・メイヤー
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あらすじ:エンキ・ビラル初の監督映画。舞台は近未来。そこでは白い核酸性雨が降り注ぎ、政府軍と反乱軍の戦いが続いていた。政府高官たちは秘密の地下シェルターに避難。そこで彼らを出迎えたのはアンドロイドたちだった……。
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評価 <span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★☆☆☆☆ </span>
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<a name='more'></a><br />
フランスでは観客動員記録を塗り替えるほど大ヒットした作品。そりゃまあフランスどころかヨーロッパを代表するSF漫画家の初監督作品なんだから話題性があったことは分かる。だけど内容はというと・・・う~ん。
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ほとんど説明がなく、分かりづらいことこの上ないストーリー。盛り上がるような箇所もなく淡々と進んでいくだけのストーリーは漫画ならまだ見せることができるんだろうけど、映画ならただ退屈なだけ。世界観は独特だし、アンドロイドたちの設定は面白くもあり不気味で不思議な雰囲気を醸し出している。そうしたところは面白いんだけど、いかんせん話がつまらなさすぎる。というか理解できない。<br />
フランス人はこれをどう評価してるんだろう。芸術好きな国民性だからもしかしたら高評価かもしれないが、オイラには単なる監督の自己満足さ品にしか思えない。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-14912705950239971862012-01-01T17:59:00.001+09:002012-01-01T19:54:23.743+09:00黄色い星の子供たち<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f11364025%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f15597493%2f" target="_blank"><img border="0" src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f5070%2f4532318405070.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f5070%2f4532318405070.jpg%3f_ex%3d80x80" /></a><br />
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監督:ローズ・ボシュ<br />
キャスト:メラニー・ロラン、ジャン・レノ、シルヴィー・テステュー、ガッド・エルマレ<span style="color: deeppink; font-size: 130%;"><br /></span><br />
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あらすじ:第2次大戦中の1942年、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙。粘り強い取材と綿密な時代考証によって実際の出来事を限りなく事実のままに再現した、骨太の人間ドラマ。<br />
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評価 <span style="color: deeppink; font-size: 130%;">★★★★☆ </span><br />
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<a name='more'></a>観賞中胸が締め付けられる思いだった。フランス政府を信用したせいで検挙された家族たち。自転車競技場に家畜のように押し込まれ、食料はおろか水さえも事欠く生活。そして、大人たちはガス室送りにされ残された子供たちも「人道的見地から親と同じ場所へ」とガス室送りへ・・・。<br />
忘れてはいけない歴史がそこにはあり、メラニー・ローランや子役たちの鬼気迫る演技がリアリティをだしているのだが・・・。映画としては少々お涙頂戴物すぎる。泣くべきところがはっきりと描かれていたりして、ちょっとやすっぽい印象。<br />
ヒトラーの演技も、やりすぎというかモノマネ的というか戯画的なところがある。<br />
それでも一度は見ておいて損のない佳作。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-38162199848437321232009-04-26T23:03:00.005+09:002009-11-06T23:30:14.877+09:00ウーマン・コップ<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5903655%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13088213%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4532318%2f4532318401676.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4532318%2f4532318401676.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br /><br />監督:ブラッド・アームストロング<br />キャスト:ジェシカ・ドレイク、カーメン・ハート、キルスティン・プライス<br /><br />あらすじ:犯罪多発都市、ロサンゼルス。この街の男たちから恐れられている4人の美しい捜査官。射撃のプロ、ブロンドの美女レイチェル。豊満なバストを持ったタフな女ボビー。無邪気な色気を醸し出す現代っ子クリス。そしてエキゾチックな瞳を持つスペイン系の女マリア。驚異的な身体能力、抜群のチームワーク、そして最上級のボディを駆使し、次々と犯罪者たちを逮捕していくレイチェルたち。そんな中、レイチェルの昔の恋人であるケビンが現れ、思い悩むレイチェルと他のメンバーの間に亀裂が入る。そんなチームに、また新たな指令が下されるが・・・。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><br /><div class="fullpost"><br /> 制作はアメリカのWicked Picturesというポルノ制作会社なわけで、もちろんこの映画もほとんどポルノみたいなもん。<br /> 主人公の女四人組が、セックスしてる犯人を逮捕する。で、四人組の一人が恋人とセックス。次の日、またセックスしてる犯人を逮捕。で、四人組の一人が恋人とセックス。次の日、セックスしてる犯人を(以下略)<br /> ってな具合に、とにかくセックスだらけ。ストーリーなんてあって無いようなもの。一応、主人公と恋人との複雑な関係なんか描いてたりするが、正直どうでもいい。<br /> エロ以外見所がないんだけど、そのエロもそこそこといったところ。女優陣は、金髪姉ちゃんだったり、スパニッシュだったり、ロリ系だったり、バラエティに富んでるし、脇役にも黒人姉ちゃんがいたりで頑張ってはいるが、肝心のエロシーンが長いだけでワンパターン。早送り推奨なんだけど、エロシーンを飛ばしたら見るべきところがなかったりする。<br /> アクションシーンのへボさとかはある意味笑えるんだけど。<br /><br /> つか、こういうパッケージはやめて欲しい。邦題といい明らかに、セクシーアクション物と勘違いさせて売ろうという商売根性が見えてるんだ。もっとエロ物らしくしやがれってんだ。何度この手の手法にだまされたことか(←学習能力皆無)<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post_26.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-13484020108127765742009-04-25T13:16:00.007+09:002009-04-30T09:54:11.705+09:00ホネツギマン<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3752448%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11592994%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420412%2f4204120487.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420412%2f4204120487.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:J・トッド・アンダーソン<br />キャスト:マイケル・ラパポート、マイケル・ジェター、ジョン・キャロル・リンチ、アリヤ・バレイキス<br />1998年 アメリカ<br /><br />あらすじ:イーサン・コーエンが出世作『ファーゴ』の次に脚本を手掛けたカルト映画。人体模型柄のスーツに身を包むヒーローが活躍する復讐劇。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★★★ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 最高!<br /><br /> こういう映画大好きだわ。ブラックなジョークだったり、気の狂った登場人物達。どこか普通とは違う世界観。B級映画スレスレなんだけどB級映画ではない。カルト映画はこういうのがあるから見るのをやめられないんだよね。<br /><br /> 主人公は両親とケンカして家を飛び出し、プロレスラーと整体師という二足のわらじで生活している。で、恋人と結婚して子供が出来たのでそれを機に家へ帰り両親と仲直り。両親の向かいの家に住むことになる、毎朝手を振るよ、なんて小学生の子供みたいな事を嬉しそうに言いまくる。が、主人公が不在の間に両親と恋人が殺される。すると主人公気が狂っちゃて、暴れまくる。<br /> という非道い話なんだけどそこに悲劇性はほとんどない。どちらかというと喜劇仕立てにしてあるんだがそれを違和感なく見せる見事な演出。<br /><br /> この映画、大半がキャラクターの魅力でもっている。<br /> 主人公自体が、理科実験室にある標本みたいな柄のタイツを着てプロレスするわ、親父に整体師になりたいと説得するときも古代ローマがどうのと、わけのわからんことを言い出す始末。あとで背骨をキチンとすれば悪い人はいなくなるという新興宗教の教祖みたいなことまで言い出しちゃう非常に危ない人物。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiDOA53hxCbUGu-l1Pzme5QfJ56ZfGsVS4Mqgs3RxFu5lmyafa03PS9e0U_limjjbaObOFKxoOUPXvPGZIaYiMgCyMDirLxYsi4HTtQ3q_ZvuCeAAJd1Snk5y1weUdRiVAcoHtdCxBRYfs/s1600-h/hone.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiDOA53hxCbUGu-l1Pzme5QfJ56ZfGsVS4Mqgs3RxFu5lmyafa03PS9e0U_limjjbaObOFKxoOUPXvPGZIaYiMgCyMDirLxYsi4HTtQ3q_ZvuCeAAJd1Snk5y1weUdRiVAcoHtdCxBRYfs/s320/hone.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328478552151562322" border="0" /></a><div style="text-align: center;"> 何か刺さっているけど気にしてはいけない<br /></div><br /><br /> 主人公、途中で精神病院へ入院させられることとなるが、この病院の職員もなんだか狂った人ばっかり。こういうところイーサン・コーエンが関わってるんだろうなぁ。たぶん。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8eRfOgtIAnJywhjjZCPS8poHZbB3k7Sr89E_IbBmzh0z4ze_TlF7h87wE2Ub_8EogUQRurjRaauU1jb6QI10z-jwjBUwkzPw71EiEMsIRf3Gn-0mn2X8QSS7e6R5MJ3k-4fkHEpuYqs8/s1600-h/hos.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8eRfOgtIAnJywhjjZCPS8poHZbB3k7Sr89E_IbBmzh0z4ze_TlF7h87wE2Ub_8EogUQRurjRaauU1jb6QI10z-jwjBUwkzPw71EiEMsIRf3Gn-0mn2X8QSS7e6R5MJ3k-4fkHEpuYqs8/s320/hos.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328478669021337474" border="0" /></a><br /><br /> 悪役は、足の悪い障害者。松葉杖つかなきゃ歩けない。店にスロープがなかったらブチ切れちゃう危ない奴。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjxHPsqqNf0qJZ5l_Lb9AVJr7Ql-Rd4skAV9r9bcvypcMunxv8PrDK9_qTAvRSTxOgBZ9DbINOHBrjU7QDKFwfJD5uXfTFyjsXG9BtWY5yeaVgMR9ldR8iH4inSAVr4Q1tl7jqB8v18nDA/s1600-h/Michael+Jeter.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjxHPsqqNf0qJZ5l_Lb9AVJr7Ql-Rd4skAV9r9bcvypcMunxv8PrDK9_qTAvRSTxOgBZ9DbINOHBrjU7QDKFwfJD5uXfTFyjsXG9BtWY5yeaVgMR9ldR8iH4inSAVr4Q1tl7jqB8v18nDA/s320/Michael+Jeter.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328478789453599202" border="0" /></a><br /><br /> もうひとりの悪役。プレスリーのコスプレ男。口数が非常に少ない。ピーナッツバター、ベーコンサンドイッチ、サンキューベリーマッチ。このセリフばかりが印象に残る。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSCEv0Jdj7JIC1Lp7gJgxfrTEulbanzn0jaXzns5CBUpnYW6M7uXyUJx8DW9uu-xjOIFHTgDOgniGYuX3pYCLkwVbSw1VGxnsuYN5hgzcTEffAMjJ_c0-iFDCivMJXEG_c9SJZ0sHH05Q/s1600-h/Presley.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSCEv0Jdj7JIC1Lp7gJgxfrTEulbanzn0jaXzns5CBUpnYW6M7uXyUJx8DW9uu-xjOIFHTgDOgniGYuX3pYCLkwVbSw1VGxnsuYN5hgzcTEffAMjJ_c0-iFDCivMJXEG_c9SJZ0sHH05Q/s320/Presley.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328478890391218258" border="0" /></a><br /><br /> 刑事役にヨレヨレのおっさん。この手の一見してダメそうな刑事は、ラストのほうで実は切れ者だったんだと活躍するシーンがありそうなものなんだが、最初から最後までやる気のなさそうなヨレヨレ刑事で押し通されている。<br /> ちなみに上司は絶対に電話でしか登場しなかったりする。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzvofe6qx1iWFM7q6Bibi5mJlK20iotSLAyU2fRhuTjoaeXVBaV-ea6C2sspAThGSxzGmViaxqyFKz_NIxoL5UJyudQoaQU8LK9kcnmEXSW112V_kjBgo9LGWxdnyUWJ-TOVA3eRvFoS0/s1600-h/keiji.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzvofe6qx1iWFM7q6Bibi5mJlK20iotSLAyU2fRhuTjoaeXVBaV-ea6C2sspAThGSxzGmViaxqyFKz_NIxoL5UJyudQoaQU8LK9kcnmEXSW112V_kjBgo9LGWxdnyUWJ-TOVA3eRvFoS0/s320/keiji.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328478983248452578" border="0" /></a><br /><br /> 刑事の相棒とは息がぴったり。刑事がハンドルから手を離せば、即座に相棒がハンドルを握る。唸りたくなるほどのコンビネーションプレイ(?)<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQzeDhdtqYyxtsOBAnEQBCEmof3apo0avOJvZqH-64MyIs5M1U8P1BjK-txd7O7gai9r9lFb0FIqSV3AGnx4dNWfdapDXN20Uq-62mLNMWWhJfKwkXm17f7zpMeITK5qpwlfh_1AtpF9U/s1600-h/aibou.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 230px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQzeDhdtqYyxtsOBAnEQBCEmof3apo0avOJvZqH-64MyIs5M1U8P1BjK-txd7O7gai9r9lFb0FIqSV3AGnx4dNWfdapDXN20Uq-62mLNMWWhJfKwkXm17f7zpMeITK5qpwlfh_1AtpF9U/s320/aibou.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5328479069281933650" border="0" /></a><br /><br /> ストーリーはかなりご都合主義というか、適当なところがある。主人公もほぼ最後まで気が狂ったままなのに、何故かうまいこと復讐を果たせてしまってるし、バイク乗りのねーちゃんの存在の意味があまりなかったりするし・・・。<br /> 回想シーンなんかの演出も非常に安っぽさを感じさせるが、そんな細かいことはどうでもいいと感じさせるだけのパワーがある。<br /><br /> きれいにまとまった映画よりも、こういうひとつ飛び抜けた物がある映画が凄く好きだなぁ。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post_25.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-77510605613856697022009-04-17T22:57:00.003+09:002009-05-01T19:25:57.297+09:00TOKYO!<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0988339a.47c1e624.0988339b.e27b92b6/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fvpbu-13296%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fi%2f10545879%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f961%2fvpbu-13296.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f961%2fvpbu-13296.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ<br />キャスト:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、妻夫木聡、ドゥニ・ラヴァン、ジャン・フランソワ・バルメ、香川照之、蒼井優、竹中直人<br />2008年 フランス、日本、韓国、ドイツ<br /><br />あらすじ:「東京」をテーマに作った、3本のオムニバス映画「TOKYO!」。夢を持っての上京、無差別犯罪、引きこもり、など大都市では珍しくない光景を「恋愛睡眠のすすめ」ミシェル・ゴンドリー、「ポーラX」のレオス・カラックス、「殺人の追憶」のポン・ジュノという、海外で活躍する鬼才たちが映画に創り上げていく。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★★☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 東京がテーマのオムニパス映画。レオス・カラックス目当てで鑑賞。しょっぱなのオープニングから東京のビル群をアニメで描いていて、外国人から見た変な日本風の映画かなぁと思ったが、意外や意外。なかなか面白かった。この手のオムニパス物に当たりを感じたことがなかったのでちょっと驚き。<br /><br /> まず一篇目。ミシェル・ゴンドリーの「インテリア・デザイン」。一番東京らしい映画。世界的に有名な東京の交通渋滞からはじまって、人ひとり住むのがやっとなアパートに、路上駐車するとすぐにレッカー移動する警察のがんばり(?)。ビル群の隙間だとか色々東京らしさが出てた。<br /> 映画としても非常に良くできた短編に仕上がってた。田舎から上京してきた女性は、自分の居所が分からず、胸にポッカリと穴が開いたり、足が棒になったりし、最終的に椅子になる。椅子になったことで自分のアイデンティティを確立し、充実した毎日を送る、という文章で書くと、シュールでわけがわからんが、映像で見ると良くできている。<br /> 加瀬亮が妙に理屈っぽくて、彼のイメージにぴったしだった。<br /> 三作品の中で一番面白かった。<br /><br /> 次に、レオス・カラックスの「メルド」。どこまで本気なのかギャグなのかいまいち計りかねる作品。<br /> マンホールから変な怪人が現れ、東京中を闊歩し大混乱に陥る。しかもBGMがゴジラ。この怪人が食べるのは菊と紙幣。天皇と発展した経済でも皮肉ってるような気がしないでもないが、単なるギャグなんだろうか。<br /> 旧軍の手りゅう弾見つけて、バラ投げて、捕まって、死刑。という単純なストーリーだけど、奥深いような奥深くないような・・・。<br /> タチの悪いブラックなジョークばかりで、単なる悪趣味な映画を撮りたかっただけなのかなぁ。<br /> フランス人をぽんぽん出してきたり、ここどこだよっていうような留置所だったり裁判所だったりで東京である意味が無いなぁと思ってたら、ラストシーンでアメリカ編が作られるとのこと。やっぱり東京だろうがアメリカだろうが、舞台はどこでも良かったんだろうなぁ。東京をテーマの映画を撮れと言われて、そんな映画を作ってしまうという、一番のブラックジョークか。<br /><br /> ラスト、ポン・ジュノの「シェイキング東京」。三作品の中ではいまいち。<br /> 光と影の使い方とか、完璧に整理整頓されている部屋とか、さすがだなぁと思える部分は多かったけど、この映画、単なるショートショートでしかないんだよね。<br /> 引きこもりが外に出てみました。そしたらみんな引きこもってました。それだけ。<br /> 蒼井優のボタンとかもあまり有効に使われてないし、もう一捻りほしかった。<br /> 個人的に、登場人物の心情を独白で喋らせるのが嫌いだから、評価はいまいち。<br /> 映像は、三作品の中でもっとも美しかった。外に出る時の眩しいばかりの太陽光だとか、振り返ったときのツタに絡まった家屋とか、芸術的だったけど、それだけかなぁ。<br /> あと、日本人は少々の地震では失神しねえぞ!<br /><br /></div><br /><div class="readmore"> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/tokyo.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-17139393531483640152009-04-12T19:12:00.002+09:002009-04-12T19:13:59.781+09:006時間後に君は死ぬ<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5922849%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13095100%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f4582%2f4582224464395.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f4582%2f4582224464395.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:小中和哉、高野和明<br />キャスト:塚本高史、真木よう子、沢村一樹、田中卓志<br /><br />あらすじ:自称・予言者の青年から“6時間後に死ぬ”と告げられた女性が、死の恐怖に立ち向かいながら謎に迫るカウントダウン・サスペンス。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 「13階段」で江戸川乱歩賞を受賞した高野和明作品のドラマ化。「6時間後に君は死ぬ」「3時間後に僕は死ぬ」のふたつの短編作。前者は小中和哉が、後者は原作者の高野和明が監督している。<br /><br /> 元々がWOWOWで放送されたドラマということで、小粒な作りとなっている。一時間ドラマが二本。どちらも軽い作品。<br /> ミステリとしては無難。「6時間後に君は死ぬ」は未来を見ることのできる主人公が、ヒロインの死を見て、それを回避するために行動を起こす、というものだけど意外性が無い。こいつが犯人だろうなぁ、と思ってたらまさにその通りになった。ミステリならもひとつどんでん返しが欲しかった。伏線もいまいちはれてなかったし。序盤のミステリアスな雰囲気は良かったんだけどなぁ。<br /><br />「3時間後に君は死ぬ」もいまいち。犯人捜しがメインのミステリだけど、あんなオチではなぁ。というかミステリになってない。恋愛の絡んだサスペンスとして見るべきかもしれないけど、サスペンスとしても緊張感が弱い。<br /> ヒロインは犯人捜しばっかりして仕事してないけど、怒られないのかね。警察は内部事情をペラペラと外部の人間に話しちゃうし。まあそれでも、展開はそれなりに面白いし、主人公とヒロインの微妙な心情なんかも上手くかけててグッときたんだけど、オチさえもうちょっとなんとかしてくれてたらなぁ・・・。<br /><br /> あと真木よう子のセリフが非常に聞き取りにくかった。滑舌悪いよ。<br /></div><br /><div class="readmore"> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/6.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-19413958668656546812009-04-11T11:03:00.003+09:002009-04-11T11:08:42.842+09:00めがね<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5337385%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12729334%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4988021%2f4988021128995.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4988021%2f4988021128995.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督:荻上直子<br />キャスト:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ、橘ユキコ、薬師丸ひろ子<br />2007年 日本<br /><br />あらすじ:春先の風の強い日、タエコは海辺の小さな町に着いた。 暫しの間、見知らぬ場所で、誰にも邪魔されない時間を過ごす為に・・・・。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 眠たくなる映画だなぁ。何か作業するときにBGM代わりにつけとけば良い感じかもしれない。まあ、穏やかな気持ちにさせるのが目的みたいな映画だからそれでいいのかもしれないが。<br /> あくせく働いた後に、一人でこの映画見たら泣いちゃうかもしれない。流行りのスローライフとでも言うのかな。<br /> 個人的には、この舞台となった民宿よりも、もう一つのマリンパレスっつー自分で畑を耕すホテルの方が好きだったりするけど。枕元で起きるのを待ってる婆さんがいたり、メシはみんなが揃って食べるのが当たり前だったり、変な朝の体操はさせられるわあんまり泊まりたいとは思わない。なんかこう、数十年前のヒッピーの臭いがするというかなんというか。<br /><br /> ストーリーはあってないようなもの。メシ食って、たそがれて、話して・・・それだけ。衝撃的な事実が発見されるわけでも、大きな出来事が起こるわけでもない。主人公の正体すら明かさないという徹底ぶり。民宿の雰囲気があれば良いんだよ、他のは無駄、という監督のメッセージが聞こえてきそう。<br /><br /> それでもストーリー上に暗喩がちりばめられている。例えば、サクラさんの自転車の荷台に乗った主人公。主人公が荷台に乗ろうとするとサクラさんがメチャクチャ怖い顔をする。で、持っていたトランクをその場に置いて、乗る。<br /> これなんか、トランクを現実世界の執着物として描かれ、それを捨てることでサクラさんの側の人間になったというのを表しているのだと思う。<br /> 荷台に乗ったのを他の登場人物に羨ましがられるのも、トランクという執着を捨てる決断ができ、サクラさんに認められたことを、羨ましがっていたんだろう。<br /> また序盤では民宿の主人は、主人公の持ってきたトランクを部屋には運び込まずに放置した。これは俗世間の物を持ち込むな、という現れになってたりするのかな。<br /><br /> 他にも色々な暗示的なシーンが描かれているんだけど、どうも作り手の自己満足で終わっているの多いと思われる。加瀬亮が突然ドイツ語(?)を喋りだすシーンなんかがそう。ドイツ語なんて聞いても理解できないよ。後で何らかのフォローでも入るのかな? と思ってたけど、それっきりだった。見る側を無視しすぎてないかなぁ。<br /><br /> あと、メシをこれでもかっつーぐらい強調してたけど、南国の島らしくない料理ばっかりってのは意図的なんだろうか?<br /> 伊勢エビは良いとして、焼き肉だとか、シャケだとか、目玉焼きとか。一度も海の魚を食べなかったのは意味があるのか?序盤に冷蔵庫開けて、タイを目にした主人公が慌てて冷蔵庫を閉める、というシーンと何か意味があるのかな? 深読みすればありそうだけど。<br /><br /> 登場人物の、どこかよそよそしいような演技は、最後まで慣れなかった。敬語ばかり使ってる登場人物だったり、会話が微妙にずれてたり、芝居っ気たっぷりのセリフだったり、どこか浮世離れしている。<br /><br /> 雰囲気や空気感というのは非常に良くできている。見終わった後はアクビでも出そうな映画なんだけど、二、三日経ってから思い返すと、非常に印象に残っているそんな映画かなぁ。好き嫌いは別れそうだけど。<br /><br /> で、結局めがねはあんまり意味が無かったのね。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post_11.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-4283547240701825382009-04-06T20:17:00.004+09:002009-04-06T22:14:40.992+09:00郡上一揆<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/09d1e446.9c87767e.09d1e447.3f774842/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fmammoth-video%2f10001549%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fmammoth-video%2fi%2f10001549%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fmammoth-video%2fcabinet%2fimg07%2fimg55414961.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fmammoth-video%2fcabinet%2fimg07%2fimg55414961.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:神山征二郎<br />キャスト:緒形直人、岩崎ひろみ、古田新太、前田吟、山本圭、篠田三郎、林美智子<br />2000年 日本<br /><br />あらすじ:江戸時代三大一揆中最大規模足かけ5年に渡る死闘の末、農民が勝利を得たという他に例を見ない唯一の農民一揆を空前絶後のスケールで描いた感動秀作!<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★★★ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 個人的に、時代劇の最高傑作だと思っている。<br /> まず、時代考証がきっちりしている。女優はお歯黒を付けているし、登場人物はきちんとその地の方言を使っている。細かな歴史用語や、服装風俗もしっかりしているし、馬も小型の馬(木曽馬か?)を使っている(老中の駕籠行列の時はサラブレッドが使われていたけど、それも史実通りなのかな?)<br /> 地元が全面的に協力したために、エキストラの量は半端無い。邦画でこれだけの人数を動員したのは数えるほどしかないんじゃないだろうか。それだけに強訴シーンの迫力は圧巻。<br /> 鬼気迫る演技を見せてくれる役者陣に、自己犠牲という非常に感動的なテーマで描かれたストーリー。申し分なし。やや、庄屋や殿様視点での描写がかけていたのが不満。単純な勧善懲悪物ではなくもう少し、別視点で物語を描いて欲しかったのだが、農民一揆がテーマ名だけに致し方ないか。一昔前の映画なら、これを左翼的な反権力映画として思想面が表に出る場合が多いのだが、この映画はそうした押しつけがましさは感じられない。<br /><br /> 白飯を出されて「ごっそう(ごちそう)だな」と口にするほどの貧農ぶりであるが、この映画を見る限り、江戸時代の百姓というのはそれなりに恵まれていたのだと感じる。<br /> どれだけ虐げられても、それを訴える手段が豊富に存在する。強訴、直訴、箱訴。命がけではあるが、その行為によって藩は取りつぶしとなる。命をかける価値のある行為が存在しているだけ恵まれている。<br /> 江戸に数ヶ月滞在し、その滞在費を頑張れば稼ぐことができるのも恵まれているのだろう。<br /> 他の時代や国では、訴える手段もなくただ黙って死んでいくしかなかったり、暴力や革命によってでしか解決できなかったりする分、非常に平和的で民主的でもある。もちろん現代とは比べものにならないが。<br /><br /> 農民というと純朴でありながら非常に狡猾である。そうしたイメージで描いたのは黒澤明の「七人の侍」であるが、この作品は純朴さのみで描かれている。中には藩との駆け引きを主張する人物もいたが、脇役にしか過ぎない。<br /> 自分のみを犠牲にして、下手すれば死罪となる訴えを行う。そして御駕籠訴様と、訴えを行った物に手を合わせる百姓達。<br /> 自己犠牲と、それを賞賛する純朴たる百姓。<br /> ラストシーン。一揆の首謀者達が晒し首とされても目を背ける物はいない。皆が手を合わせ神か仏かのように拝む。<br /> 岩崎ひろみも、どす黒くなったグロテスクな夫の首に嫌悪感も悲しみも表さず、自分が夫の妻であることに誇りを持つような表情を浮かべる。子供に対しても目を背けさせようとは決してさせなかった。対照的に妹は眉をしかめて悲しそうにしていたのが、岩崎ひろみの良妻賢母ぶりが際だっている。<br /> 村のために命を投げ捨てた英雄。「七人の侍」のような、村のために山賊に殺された侍達に弔いを見せようとしない狡猾な農民達とは対照的である。<br /><br /> 竹やりをもって突撃する、そんな一揆のイメージとはほど遠く、真剣でチャンチャンバラバラという時代劇のイメージともほど遠い。史実に忠実でありながらエンターテイメントとして完成度の高い非常に優れた作品である。<br /><br /> ただ、緒形直人の顔が山崎邦正に見えるのだけが・・・・。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post_6891.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-31644353593053815002009-04-06T15:35:00.006+09:002009-04-06T15:46:26.894+09:00宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5583597%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12889600%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4547462%2f4547462049520.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4547462%2f4547462049520.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:ジェフ・アブゴフ<br />キャスト: マッケンジー・アスティン、カーメン・エレクトラ、ルーシー・リュー、デヴィッド・ハイド・ピアース<br />1999年 アメリカ<br /><br />あらすじ:男は今日も夜な夜なガール・ハントにクラブへ繰り出す。そこには、超グラマラスな美女たちが。やっとのことでその内の一人ジェニーをデートに誘い出すことに成功――。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> エロ以外頭にないっつーようなカップルのお話。愛=性欲みたいな。リアルといえばリアルなのかなぁ。<br /> ストーリー自体は目新しいところは一切無し。というか陳腐。<br /> 冴えない男がバーで、男運の悪い女と出会い恋に落ちて、電話番号を書いた紙をもらうけどなくしちゃってアタフタ。なんだかんだで、恋人同士になっちゃって、映画見たり旅行したり。女の元カレが現れて女に絡むのを助けようとするも逆にボコられたりして、なんだかんだで子供が出来ちゃって、そのまま結婚。<br /> そこら中にありふれてるありきたりな恋愛物のストーリーなんだけど、ナレーターが面白い。的外れなような、そうでないようなナレーションにいちいち笑わされる。<br /> どっかの惑星の人間が、地球人のドキュメンタリー番組を放送しているという設定で、ナレーターは勘違いしまくりの説明をするわけだが、宇宙人にとってはそれが的外れに見えなくもないという絶妙なコメントを連発する。コメントだけ聞くとワケ分からんが、映像とはきちんとマッチしてるのがひじょーに上手くできてる。<br /><br /> この映画、一番頑張っているのは主人公でもヒロインでもなく白いアイツだったりする。<br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjJVPgJ9dK_FlxU47GQsPD4nG7t3eO9x4wwqyCwC48pihBanAL8wdvMJVVv_l-L8AbA6zCE6Dfz6d8k92TkHZFjBk-TUX2Z0tM83mbMB06rpQjZSIhEKZPXmkSvMIHpBCX8-oKe5Ohq20/s1600-h/smile.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjJVPgJ9dK_FlxU47GQsPD4nG7t3eO9x4wwqyCwC48pihBanAL8wdvMJVVv_l-L8AbA6zCE6Dfz6d8k92TkHZFjBk-TUX2Z0tM83mbMB06rpQjZSIhEKZPXmkSvMIHpBCX8-oKe5Ohq20/s320/smile.jpg" alt="白いアイツ" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321464496763146242" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">笑顔、笑顔<br /></div><br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh2lSDSaAuWfujEtF5pbUoosXG_U1ggsoyJUtYYay3bMr5BI-rfNg26FXdRobmbji3Nf2eoG59vGzXjzWPp2wcu9SNkNHoi-6oDrb7J73tCfSyADC1JS6WlkScX9rZcAiUqqM2HUPkN-HA/s1600-h/kabe.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh2lSDSaAuWfujEtF5pbUoosXG_U1ggsoyJUtYYay3bMr5BI-rfNg26FXdRobmbji3Nf2eoG59vGzXjzWPp2wcu9SNkNHoi-6oDrb7J73tCfSyADC1JS6WlkScX9rZcAiUqqM2HUPkN-HA/s320/kabe.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321464731238067794" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">時には壁にぶつかり<br /></div><br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhz_1PyWz-MZDkUgrYrWcs99iClV5xYMDePNcaHOu-VuTvx-EgscWyXA9LcNAFC9yAjunB5g7u-P3iZQXPeKokdJPj_pGvgXNyOC-C_gHJR9VbdWtKSn2sx9-W5VFnwB8FFabSS2oAPorg/s1600-h/gun.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhz_1PyWz-MZDkUgrYrWcs99iClV5xYMDePNcaHOu-VuTvx-EgscWyXA9LcNAFC9yAjunB5g7u-P3iZQXPeKokdJPj_pGvgXNyOC-C_gHJR9VbdWtKSn2sx9-W5VFnwB8FFabSS2oAPorg/s320/gun.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321464844883851810" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">時にはターミネーターに殺されながらも<br /></div><br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqNW1I8JaGPOVSQpn5nZHXR_YSsDDFxmc-8dVoC_HiYZ0AEyujUhL87xnW1t4FZYGRGv6sbLbNClVUMpt7zX-g_8BTbVDeGRbbs4p7s2YrUKGhV3-WstEBifwqqdDKM4O-ArFkFsh1W6c/s1600-h/mato.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqNW1I8JaGPOVSQpn5nZHXR_YSsDDFxmc-8dVoC_HiYZ0AEyujUhL87xnW1t4FZYGRGv6sbLbNClVUMpt7zX-g_8BTbVDeGRbbs4p7s2YrUKGhV3-WstEBifwqqdDKM4O-ArFkFsh1W6c/s320/mato.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321465027144717474" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">最終的にはターゲットに・・・<br /></div><br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgIob4_odN1njL6rkzMpN8rszst162x_JXsIHIUjYcC9Uwo-9T-iAueRP_kuOEjwFJTi5DMaJqMvQRmkmjvOYInEHmMJ9fg6m3VvZO1oXaGfrLIWnfZzIdSY07oUSU6StpMcRs1muOV7L8/s1600-h/hit.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgIob4_odN1njL6rkzMpN8rszst162x_JXsIHIUjYcC9Uwo-9T-iAueRP_kuOEjwFJTi5DMaJqMvQRmkmjvOYInEHmMJ9fg6m3VvZO1oXaGfrLIWnfZzIdSY07oUSU6StpMcRs1muOV7L8/s320/hit.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321465269959049058" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">見事命中!<br /></div><br /><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg7u4ozeI8KhD7seBwatVz7VZZvHRSwPEgy5WIxhiP6pgaUKZnXEHoKiJi8h9owh4VEHxNUWimGsqTcdY-8L2c0eqT-Jn_OwZ4I2RZV9cgzvkNFRlUMs2osyhR2aKYYRx2By82NwPIPBMo/s1600-h/marri.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 235px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg7u4ozeI8KhD7seBwatVz7VZZvHRSwPEgy5WIxhiP6pgaUKZnXEHoKiJi8h9owh4VEHxNUWimGsqTcdY-8L2c0eqT-Jn_OwZ4I2RZV9cgzvkNFRlUMs2osyhR2aKYYRx2By82NwPIPBMo/s320/marri.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5321465379143190082" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">結婚式にはオルガンを弾いて祝福<br /></div><br /><br /><br /> 意外に避妊方法が詳しく説明されてたり、きちんとエイズの検査したりと青少年にお勧めできる映画・・・ではないか。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post_06.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-16533595578039480422009-04-02T23:21:00.004+09:002009-04-02T23:26:13.105+09:00蛇男 THE SNAKE<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5733368%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12959691%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4907953%2f4907953026582.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4907953%2f4907953026582.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:エリック・バルビエ<br />キャスト:イヴァン・アタル、クロヴィス・コルニアック、オルガ・キュリレンコ、ピエール・リシャール、サイモン・アブカリアン<br />2006年 フランス<br /><br />あらすじ:フォトグラファーのヴァンサンは妻と離婚協議中。そのヴァンサンを鋭い眼光で睨みつける黒い影、プレンデール。プレンデールは謎の女ソフィアをモデルとしてヴァンサンの事務所に送りこみ、彼を誘惑させる。そしてプレンデールは彼女を仕組んで殺し、ヴァンサンを殺人犯に仕立てあげる。無実を証明するために逃亡し、弁護士を立て反撃に出るが、プレンデールは裏をかき、蛇の如くじっくりと獲物を追いつめ、締めつけていく─。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★★☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> タイトルはもうちょっとなんとかできなかったんだろうか。「蛇男」て。江戸川乱歩の小説か楳図かずおの漫画にでもありそうなタイトル。<br /> どう考えてもB級ホラーを連想してしまう。中身は上質なサスペンス映画なんだけど、タイトルで損してるよ。とかいいながらオイラはB級映画かと思って興味を持ったんだけどね。そこら中にある原題通りのカタカナ英語のタイトルよりも好感は持てちゃったりはする。<br /><br /> 内容はフランスの二大スター(?)が共演したクライムサスペンス。さすが、どっちも貫禄のある演技で見応え充分。<br /> 主人公のイヴァン・アタルのほうは雰囲気がジャン・レノに似てる。眠たそうな目してるのも一緒だし。<br /> ヒロインはエロイ姿を見せてくれるけど、すぐに死んじゃうのが難。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBT6MTHdJ75mNVrT00vV813kTAPRrMOo321Scq0DaJRoFz48WGuwQqsZ5m4IR0qcPAlnm2Vpw32tLXvbYq1e08mNpZDOv2YtCR2ptKX_xbbcXgLiU9w7ubGK6g-VPpsS30M1Lf3w3ZLZg/s1600-h/hebi1.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 181px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBT6MTHdJ75mNVrT00vV813kTAPRrMOo321Scq0DaJRoFz48WGuwQqsZ5m4IR0qcPAlnm2Vpw32tLXvbYq1e08mNpZDOv2YtCR2ptKX_xbbcXgLiU9w7ubGK6g-VPpsS30M1Lf3w3ZLZg/s320/hebi1.jpg" alt="イヴァン・アタル" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5320099457710269282" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh7kkfM_s8fPnfwLLL6TzOJQi7eLDX_s4YEVtigGOpZZVUKvYW4ia_SGF4xgyilHc7KK74qhUbaoF1KVv91YUc9VGLOWhg464UiZJeARP6ctHBRoB0RJ2hYLe0wFMIsXO1SLYr7FqJFqoI/s1600-h/hebi2.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 181px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh7kkfM_s8fPnfwLLL6TzOJQi7eLDX_s4YEVtigGOpZZVUKvYW4ia_SGF4xgyilHc7KK74qhUbaoF1KVv91YUc9VGLOWhg464UiZJeARP6ctHBRoB0RJ2hYLe0wFMIsXO1SLYr7FqJFqoI/s320/hebi2.jpg" alt="クロヴィス・コルニアック" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5320099915653660498" border="0" /></a><br /><br /><br /> 英国人作家デッド・ルイスの「PLENDER」の映画化。ヒット小説なわけでストーリーは非常に良くできている。序盤の展開なんて神がかってる。仕掛けられて罠に落ちていく主人公。見ている側はそれが罠だと分かっているけど、主人公はそんなの分からない。思わず逃げて、と叫びたくなるようなハラハラドキドキ感。適度に意外性のある出来事を挟んで、先の展開が気になって目が離せなくなる。<br /><br /> 犯人の私立探偵。こいつが主人公の自宅で、中学校時代のイタズラを妻の前で笑い話にするシーンは圧巻。後の伏線にもなってるし、内包された狂気が画面の中からヒシヒシと伝わってくる。憎悪を腹の底に溜めて表面では笑っている。怖い怖い。<br /><br /> で、この犯人の動機が中学校時代のイタズラが原因と分かっちゃってからちょっと盛り下がる。だって主人公に感情移入できなくなるから。自業自得じゃん、と思ってしまう部分もある(だからってこんな復讐はやりすぎだけどね)<br /><br /> 警察に捕まって、窓をたたき割って逃げ出す主人公。普通、取調室の窓って割れないようにしてあるもんじゃないのかね。まあどうでもいいが。<br /> この逃亡シーンも迫力があった。社会科見学の子供たち、こんなのに巻き込まれて災難。いや、逆にいい見学になったのかな?<br /><br /> で、主人公は反撃に転じる。犯人の母親の遺体を盗んじまう。この時、主人公は犯人に遺体を返して欲しかったら金よこせ、と電話するが、犯人の対応が格好良かった。<br /> 電話をスッと主人公の息子に代わり、声を聞かせてから「金はやれん」<br /> 息子の命が惜しけりゃ遺体を返せっというセリフを省略して見事に説明しているシーン。この映画、こういう感じの映像での説明が非常に上手いんだよね。<br /><br /> んでまぁ、後はサスペンス映画の王道の展開を行く。ラストもきちんとハッピーエンドで終わる。二時間の長さを感じさせない高密度の映画。<br /> なわけだけど、良い映画だからこそ細かい部分の不満が見える。<br /> 例えば、警察から逃亡後、弁護士の奥さんにかくまわれるが、主人公との関係をもっと序盤から描いといてもらわないと。主人公だって警察へ通報しない確信がある場所へ逃げなきゃいけないわけで、まともにふたりが顔を合わせたのって弁護士が死んだ後だけだったので少々不自然。<br /> <br /> 他にはラストの犯人が思わず自分の犯行を口走って録音されるのも、ご都合主義的な流だったし、警察が廃屋を囲んでいるというのもこれまたご都合主義。<br /><br /> あと解決後の主人公と家族の関係。家族がクーラーボックス(?)の中から救出したとき主人公は息子を一番に抱き上げる。が、娘と嫁には一切かまわない。嫁とは仲違いしてるから良いんだけど、娘のことも心配してやれよ。男親だから息子が可愛いのは分かるけどさぁ・・・。<br /> で、救急車に乗り込んで何故か、嫁が主人公の手を握って関係修復を示唆。何故? 命がけで家族を守ってくれて見直したってことか? それにしてはこれも都合が良すぎる。<br /> というか家族の離婚調停はあまり効果的に使われていなかったなぁ・・・。<br /><br /> 細かい部分に不満はあるけれど全体としてみれば非常に良くできている。テンポも良く演出は素晴らしい。オススメの一品。<br /></div><br /><div class="readmore"> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/snake.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-18093034086329324802009-04-01T10:47:00.008+09:002009-04-01T11:03:15.077+09:00ラストタンゴ・イン・パリ<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0988339a.47c1e624.0988339b.e27b92b6/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fmgbce-15846%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fi%2f10496120%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f624%2fmgbce-15846.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f624%2fmgbce-15846.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:ベルナルド・ベルトルッチ<br />キャスト:マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー、ジャン=ピエール・レオー、マッシモ・ジロッティ<br />1972年 イタリア、フランス<br /><br />あらすじ:冬のパリ。中年男のポールは、アパートの空き部屋で偶然出会った若い娘ジャンヌをいきなり犯す。だが2 人は何事もなかったかのように別れる。ジャンヌには婚約者がいた。一方、ポールは妻が自殺したばかりで人生に絶望していた。2人はその後もアパートの空き部屋で会い続け、互いの肉体におぼれていく・・・。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /><br /> エロ過ぎてイタリアじゃポルノ認定され公開が中止されたとか。でも、今見てみるとあんまりエロくない。直接的なエロスを描いた場面なんてほとんどない。もっとこう、腰振ったり、アンアン喘いだりってのを見る前は想像してたんだけどねぇ。<br /><br /> アナルセックスの描写なんかもあるが、これはエロとして描いたわけではなく屈折した男性の精神性と、抗いきれない女性の弱さを象徴させているようで純粋なエロではない。女優の全裸体も頻繁に写されるけれども別に恥じらいがあるわけでもなく堂々としているんでエロさは感じない。<br /> どうしてこんな映画がポルノ認定されたんだろう?<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhR13lOIvtWBsCd2cUI9UFzlvMPScAUKNPIpGlHtNqyV8SbcwJ6rG4ycikSM4oy4c8Z0Rwr6Wy-HBgavSJJCa5L-2xheEILdsID9NGDRTvPLNxGbW7dZAEzldouzHRNTCvNGOHj022BY-Q/s1600-h/anal.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 185px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhR13lOIvtWBsCd2cUI9UFzlvMPScAUKNPIpGlHtNqyV8SbcwJ6rG4ycikSM4oy4c8Z0Rwr6Wy-HBgavSJJCa5L-2xheEILdsID9NGDRTvPLNxGbW7dZAEzldouzHRNTCvNGOHj022BY-Q/s320/anal.jpg" alt="アナルセックス" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5319536442761249410" border="0" /></a><br /><br /> アナルセックスはキリスト教の人にとっては子供の出来ない性行為として、それなりに許容されていると聞いたことがある。だから洋物AVではアナルセックスが多い、と。<br /> ホントならこの映画のアナルセックスの描写に過度に反応するとは思えないが、どうなんだろう。<br /><br /> しかしまあ、この映画のオリジナル版は200分だそうで日本で発売されているのは120分バージョン。カットされている八十分に過激な描写があるのかもしれない。そっちを見てみたいけど、200分も時間を割いてまで見ようと思うほどの映画ではないかも。<br /><br /> 監督の親父さん、アッテリオ・ベルトルッチは有名な詩人だそうだ。その血を引いてるのがよく分かる。詩的な映像が満載。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi2P98MdO4noOWqr1AQKW86igK1GcareigcAMpmBBoX4yX5BJOcYm9wLSdx01egBeisMcgQR2nBJeuW6K-k0CTe8PhiUSD9zYjuyC68HIoLrF9UIb-OVwMHbgZyXThArh0G2z0L2K3Z7aY/s1600-h/LastTanginParis.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 185px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi2P98MdO4noOWqr1AQKW86igK1GcareigcAMpmBBoX4yX5BJOcYm9wLSdx01egBeisMcgQR2nBJeuW6K-k0CTe8PhiUSD9zYjuyC68HIoLrF9UIb-OVwMHbgZyXThArh0G2z0L2K3Z7aY/s320/LastTanginParis.jpg" alt="ラストタンゴ・イン・パリ" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5319535889580251634" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">暗示的なオープニングのイラスト</div><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhg1OTFH6Wo4V-b2ZxU6u57IHJqjDFetygIL2JuVdu6A6k0rQ_5H4QKvQOSj9zTML8mIvO6Jc34SVIZ1tfIB2KtBVAGNRpxMZIk58cpk4sfvBtfoqrEWg28ON2xEapIucT4Egph4Bm9_P8/s1600-h/ukiwa.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 185px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhg1OTFH6Wo4V-b2ZxU6u57IHJqjDFetygIL2JuVdu6A6k0rQ_5H4QKvQOSj9zTML8mIvO6Jc34SVIZ1tfIB2KtBVAGNRpxMZIk58cpk4sfvBtfoqrEWg28ON2xEapIucT4Egph4Bm9_P8/s320/ukiwa.jpg" alt="浮き輪" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5319536230656196002" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">沈んでいく浮き輪</div><br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgW6Fdz54Z4jb1ZepslmFlINtdSOZIspDbqvbvK8Luo3AVmq3V6Cw99hi5pvS_OgkMn4nrhp8BKegAV1QdwBRdYdSuBVrXJHFoPb4Ezb7PgpuK9CvVytchOjVOfe3guwJFJFw1o-GZlVug/s1600-h/tango2.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 185px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgW6Fdz54Z4jb1ZepslmFlINtdSOZIspDbqvbvK8Luo3AVmq3V6Cw99hi5pvS_OgkMn4nrhp8BKegAV1QdwBRdYdSuBVrXJHFoPb4Ezb7PgpuK9CvVytchOjVOfe3guwJFJFw1o-GZlVug/s320/tango2.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5319536649272226066" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">ふたりの独特の距離感</div><br /><br /> 思わせぶりで深読みすれば何か意味があるように思える、暗示的な映像。たぶん歓声だけで映像撮っててあんまり意味はないと思うけど。<br /><br /> 登場人物は一癖も二癖もある。どの人物もどこか謎めいていて何考えているかよく分からない。主人公の女。あんな四六時中カメラを回させて映画を撮る男のどこが良いんやら。あっさり別れちまえ、と思うんだけど、女の方は明らかにマーロン・ブランドのさえないおっさんに心惹かれても男と別れようとしない。<br /> マーロンのおっさんはおっさんで、アパートの中では名前すらも話さない聞かないで、思いっきり現実逃避している。ふたりの関係はこのアパートの中だけ、と。現実の辛い出来事を忘れるための官能で耽美な夢のような場所がアパートだったわけだ。<br /> ただし、マーロンはラストで、主人公の女を追いかけて自宅まで入っていく。現実逃避であったはずのふたりの関係が現実世界にまで入り込んでしまった。<br /> 対する女はマーロンを撃ち殺してこんな男は名前も知りません、と呟く。明らかにマーロンを現実逃避の世界の人間としてみなそうとしている。<br /> アパートの中で名前を話したり聞くのを嫌がったマーロンと、逆に何でも聞こうとした女との関係がここで逆転している。<br /><br /> マーロンは何も聞きたくないふりをして強がってはいたが、本当は女のことを全て知りたかったし自分のことを全て話したかったのだろう。正直に自分の思いを打ち明けることができないのは妻の遺体を前に泣き崩れたマーロンの様子を見れば良くわかる。<br /> 女の方はアパートの中で何度も自分のことを話しマーロンのことを聞いた。<br /> マーロンからしてみると、自分を受け入れてくれる女性だと思ったのだが、結局アパートの中だけの付き合いだと割り切っていたのは女の方だったというオチ。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja6VN_2FNfAhk_PO9hs39ON7KigOxl2p4f4C6tKjDvYdOOnUMHjCG_5d0jiI7ovWKHp54-QppOpRjL_GTW-FYzxMJjoUHlmn4P6t1dlrtqbVsB_VxAn1pavH-mayZyF_zk5Rn5-WxPvMA/s1600-h/deux.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 185px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja6VN_2FNfAhk_PO9hs39ON7KigOxl2p4f4C6tKjDvYdOOnUMHjCG_5d0jiI7ovWKHp54-QppOpRjL_GTW-FYzxMJjoUHlmn4P6t1dlrtqbVsB_VxAn1pavH-mayZyF_zk5Rn5-WxPvMA/s320/deux.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5319536896579325330" border="0" /></a><br /><div style="text-align: center;">女を追いかけるマーロン</div><br /><br /><br /> 良くできてる映画なんだけど、やっぱりエロが物足りない・・・。<br /></div><br /><div class="readmore"><br /><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/04/blog-post.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-10974690845072428002009-03-28T12:56:00.002+09:002009-03-28T13:00:06.378+09:00アイス・エイジ<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3958547%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11868579%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_260210%2f2602100163.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_260210%2f2602100163.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:クリス・ウェッジ<br />キャスト:レイ・ロマノ、ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー<br />2002年 アメリカ<br /><br />あらすじ:舞台は氷河期の地球。性格も思惑もまったく異なるマンモス、ナマケモノ、サーベルタイガーの3匹が、人間の赤ちゃんを家族のもとへ届けるための旅を通じて友情を築く。愉快で心温まる冒険の物語。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /><br />ディズニー製のCGアニメ。ディズニーらしく、親子愛をテーマにコミカルに氷河期を描いている。不自然なほどに血の描写を避けており、悪役との戦闘でも血は一滴も出さない。子供と大人が揃って安心して見られる映画を目指したんだろうけど、反面、物凄い残酷な描写も多かったりするのだが、それがわざとなのかどうなのかよく分からん。<br /> 例えば、劇中のギャグはナマケモノが担当しているわけだが、ほとんどのギャグが非常に暴力的。ナマケモノの頭を叩いてケラケラと赤ん坊が笑ったり、間欠泉に吹き飛ばされて笑ったり、とナマケモノが痛い目に合わせて笑わせようとしている。間抜けでドジなキャラクターだけど、他に笑いの取りようはあるだろうに。血を描写しないぐらい子供に気を使ってる癖に、どうしてこういうところは無頓着なんだろうか。<br /> 他にもドードー鳥が、一生懸命集めたスイカを主人公達が横取りするが、ドードー達はガケから落ちたり、溶岩(?)の中に落ちたりと、バタバタと死んでいく。笑えねえよ。<br /> そもそも、あのスイカはドードー鳥の物だ。それを腹を空かした子供がいるから、という大義名分を掲げれば全てが許されるのか。自分を正当化して他者を悪者扱いするところはアメリカ人の悪い部分だ。<br /> ドードーといい、ナマケモノといい、ちょっと頭の悪い奴には何しても笑い事で済まされるという非常にタチの悪い映画なのだが、血を絶対に描写しないというチグハグぶり。残酷にしたいのか残酷にしたくないのか。<br /> ストーリーでは、親と子の関係を描いているわけだが、サーベルタイガーもマンモスも子供が人間に殺されている。両者は復讐を考えるか、考えないかの違いでしかないのに一方的にサーベルタイガーが悪者となっている。一番悪いのは人間じゃねぇの?<br /> しかし、この人間。子供を失ってもサーベルタイガーのように復讐をしようともしないし、マンモスのように群れとはぐれてひとり北へ向かって子供を捜そうとしたりはしない。何もせずに仲間と一緒に他の村へ向かっていたら運良くマンモスが子供を連れてきてくれてハッピーエンド。一番悪いはずの人間が、一番何もせずに、一番良い思いをしてるってどうなのよ。<br /><br /> それに主人公のマンモス。もっと性格をどうにかしてくれ。序盤ではヒョウが降ってるというのにナマケモノを家の中へ入れさせようとしないし(シュレックに似たようなシーンあったな)子供を発見した時は放置して先へ進もうとしたし、ツンデレっぽい性格ならきちんとデレの部分を見せてくれなきゃ感情移入なんかできやしない。単なる無愛想な奴としか思えなかった。<br /><br /> まあ色々、アメリカ人の独善的な部分が垣間見える映画ではあるけれど、何も考えなければそれなりに楽しめる映画。こういう氷漬けの宇宙船のセンスなんかも大好き。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-ri_caX7VB-QZegghVDOaTkKzmi0mQQ9yruWIPHUUAg2Ja8W0-4rjgP6Svw7pHAl-MqkMBsktB-Ct4dpFKqDz-HOBVrgBULdCtYjAkpJvGLVDQm0NOzRmHP8utX9DxEJ-NYCwvNdQawY/s1600-h/iceage.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 190px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-ri_caX7VB-QZegghVDOaTkKzmi0mQQ9yruWIPHUUAg2Ja8W0-4rjgP6Svw7pHAl-MqkMBsktB-Ct4dpFKqDz-HOBVrgBULdCtYjAkpJvGLVDQm0NOzRmHP8utX9DxEJ-NYCwvNdQawY/s320/iceage.jpg" alt="宇宙船" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5318083171637178450" border="0" /></a><br /><br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_28.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-64315588677500411442009-03-21T13:19:00.006+09:002009-03-21T13:27:48.416+09:00おっぱいチャンバラ<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/09b6c3f8.b639a843.09b6c3f9.3fbce6e8/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fneowing-r%2fade-985%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fneowing-r%2fi%2f10214937%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fneowing-r%2fcabinet%2fitem_img_365%2fade-985.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fneowing-r%2fcabinet%2fitem_img_365%2fade-985.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:広瀬陽<br />キャスト:赤西涼、あのあるる、範田紗々<br />2008年 日本<br /><br />あらすじ:上半身裸で”おっぱい”をさらけ出して戦う女一子相伝の暗殺剣術、佐山破心流の継承者・リリは、継承儀式の最中に江戸時代の小さな村にタイムスリップしてしまい・・・。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> おっぱい出しながらチャンバラするっつーワケの分からんエロコメディ。<br /> 題字からしてキンピカで時代劇に全く相応しくなかったりするワケのわからなさ。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0tN8IoIL5kxRoESu5X2a6HuR2Cl3niO9NZTRRkc96Gzb1mqOkpS9fdZkf78XtGHt6hefE5hgWwnCFEZKHx9pbJd9zQTXw-hI-Y8qvXGpe7kPrfYGmDz6g9kYFyYgJ9DDzxCsg9rXRqpY/s1600-h/oppai.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 186px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0tN8IoIL5kxRoESu5X2a6HuR2Cl3niO9NZTRRkc96Gzb1mqOkpS9fdZkf78XtGHt6hefE5hgWwnCFEZKHx9pbJd9zQTXw-hI-Y8qvXGpe7kPrfYGmDz6g9kYFyYgJ9DDzxCsg9rXRqpY/s320/oppai.jpg" alt="おっぱいチャンバラ" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5315492130171157138" border="0" /></a><br /><br /> しょっぱなからいまいちなルックスの女優の素振りシーンからはじまる。が、この素振りが素人丸出し。身のこなしが明らかに刀なんて握ったことないのを物語ってるが、まあそんな固いことを言ってはいけない。おっぱいの形が良いので許すのだぁ。<br /><br /> 一子相伝の儀式で、真の窮地に立たされたときにこれを開けろ、と箱を渡される。普通ならラストのクライマックスシーンで開けるんだろうなぁと思うんだが、この映画の場合開始十分もしないうちにあっさりとオープンしちゃう。しかも中身は単なる着物。<br /><br /> ストーリーは貧乏な村が忍者衆に襲われているという陳腐なもの。悪役も陳腐というか、どこかで見たようなデザインが揃ってる。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOXOCOtS7Ikt4vsXE8XHXds7pjzIPJ_KbRmgvG1yKKMNWoxvdorBBqNqDNLjcCkbHpSeh2NZNsiSQJ3ZMcB9dlRVBQRcmIqtUvRKoJjaGTdD4ex7B9o7U2fJquhjceSVfbqHY1VxQvhU0/s1600-h/sisio.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 186px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOXOCOtS7Ikt4vsXE8XHXds7pjzIPJ_KbRmgvG1yKKMNWoxvdorBBqNqDNLjcCkbHpSeh2NZNsiSQJ3ZMcB9dlRVBQRcmIqtUvRKoJjaGTdD4ex7B9o7U2fJquhjceSVfbqHY1VxQvhU0/s320/sisio.jpg" alt="志々雄真実?" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5315492594554225010" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjaZeAfPsTXo8zdVbcBE2rvJLEzjsVDTpyO6w6UA9SAfeAmmmJseHuP3ahFNhv15NgiJi2p19h6KGFMA_m6nFx6tFiFybdlLjbgQQB4Idd1w3yiQl2fppoFi8Rc8ZHy-ZQFq_ULb567wVU/s1600-h/deathnote.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 186px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjaZeAfPsTXo8zdVbcBE2rvJLEzjsVDTpyO6w6UA9SAfeAmmmJseHuP3ahFNhv15NgiJi2p19h6KGFMA_m6nFx6tFiFybdlLjbgQQB4Idd1w3yiQl2fppoFi8Rc8ZHy-ZQFq_ULb567wVU/s320/deathnote.jpg" alt="リューク?" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5315492320535975010" border="0" /></a><br /><br /> チャンバラシーンはラストの女首領とのバトルが非常に面白い。昼間のはずなのにいつの間にか夜になり(中盤でのバトルでもいきなり夜に変わったなぁ。夜のシーンが好きなのかね)、チャンバラでは両者が刀を振り回してるのにカメラは胸のアップを撮っちゃう馬鹿馬鹿しさ。挙げ句の果てにはおっぱいを使った必殺技(!)<br /> このラストシーンだけでもこの映画を見た価値がある・・・のかな?<br /><br /> で、この映画を見た人が最も求めていたであろう(?)ヒロインのエロシーンはいまいち。無駄に長いがあんまりエロくない。女優さんが気合い入れて演技してんのは分かったんだけどね、BGMがもの悲しげじゃどうも盛り上がりません。<br /> むしろ女首領の騎乗位シーンの方がエロかった。腰使いイイヨイイヨ~。 <br /><br /> しかし、チャンバラシーンがひどすぎる。子供が刀振り回してるような殺陣。もうちょっとガンバレよと言いたくもなる。<br /> まあこの映画にそんなこと求めちゃいないんだけど、どうせチャンバラやるんならラストのバトルみたいにおっぱい使った馬鹿馬鹿しい必殺技でも使ってはっちゃけてほしかったなぁ。<br /><br /> 一時間程度の短い映画と言うことでちょっとした暇つぶしに最適ではある。こういうバカみたいな映画もたまには面白くて良いね。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/2008-bgm.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-59414731891650824042009-03-19T23:05:00.001+09:002009-03-19T23:06:56.701+09:00大停電の夜に<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0985c27d.ac86649c.0985c27e.08a23988/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fgeoeshop%2f176220601%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fgeoeshop%2fi%2f10339663%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fgeoeshop%2fcabinet%2f26%2f1762206_l.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fgeoeshop%2fcabinet%2f26%2f1762206_l.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:源孝志<br />キャスト: 豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力<br />2005年 日本<br /><br />あらすじ:クリスマス・イブの夜、突然の大停電に見舞われた東京で、それぞれ悲喜こもごもの12人の男女の思いが交錯する。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 複数のカップルがクリスマスイブの日、大停電をきっかけに様々な経験する、という群像劇。個人的に群像劇は好みじゃないので、いまいち乗りきれず・・・。<br /> 映像や小道具の使い方なんかは非常にストイックで好感が持てた(特にベースを弾くシーンなんか非常にかっこいい)が、いかんせん停電のせいで暗すぎていまいち映像美が堪能できなかった。その分ロウソクの光が美しさを強調されてたわけなので一長一短なのかな。<br /><br /> ストーリーも登場人物が多すぎて、ひとつひとつのエピソードが薄っぺらくなってるし、そもそもどの話も不倫が関係しててありきたりだったりする。不倫している夫だとか、服役中の彼氏を待てずに別の男と結婚しちゃう女だとか(これも不倫の一種か)、数十年前の結婚前に恋人と子供を作ったとか、別に家庭の持っている前の恋人が自分のところへやってくるかどうかとか(これも不倫になるぞ)、なんだかワンパターンになっている。<br /> クリスマスイブが舞台と言うことで色恋沙汰をテーマにしたかったんだろうが、それが陳腐になっている。<br /><br /> 一番興味深かったのは中学生とモデルのエピソード。乳がんのせいで女性の象徴である胸と、モデルとしての仕事を失おうとしてる女性に、衛星マニアの少年の交流は面白そうだったわけだけども、ほとんど深く掘り下げられることもなく映画の中では一番浮いているのが残念。<br /> <br /> こうした群像劇はラストシーンにそれぞれのエピソードが絡み合うのが魅力的なんだろうけど、この映画ではちょっとだけふれあうだけで、深くそれぞれのエピソードが交流することはない。ちょっとそれは手抜きじゃなかろうか。<br /><br /> しかし、この映画最大の欠点は全体の芝居がかった点にある。登場人物全てが、現実ではそんなこと言わねえよ、ってなセリフばかり口にする。特に豊川悦司。セリフや仕草がキザすぎて鼻につく。ストーリーも作り話のように上手くすすむ。<br /> その象徴が妊婦が電車に閉じ込められて脱出するときのシーン。乗客が自分の服やら靴やら飲み物やらを手渡そうとするわけだが、ちょっとできすぎてる。こんな人の良い奴らばっかりじゃないよ、現実は。この映画にはそうして現実には存在するはずの無いような心温かな人々や物語が当たり前のようにあるのだ。それが作り物感を強めている。<br /> 現代のおとぎ話として楽しめればそれで良いのだろうけれど・・・。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_19.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-51238993183970480252009-03-18T23:13:00.003+09:002009-03-18T23:21:40.069+09:00デサント・オ・ザンファー 地獄に堕ちて<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/09b6c3f8.b639a843.09b6c3f9.3fbce6e8/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fneowing-r%2ftsdv-60606%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fneowing-r%2fi%2f10096217%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fneowing-r%2fcabinet%2fitem_img_152%2ftsdv-60606.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fneowing-r%2fcabinet%2fitem_img_152%2ftsdv-60606.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督:フランシス・ジロー<br />キャスト: ソフィー・マルソー、クロード・ブラッスール、ベッツィ・ブレア、ジェラール・リナルディ<br />1986年 フランス<br /><br />あらすじ:人気作家の妻・ローラは、夫との行為に悦びを見出せず、2人の関係は冷めきっていた。しかし、2人で訪れたバカンス先で夫を殺害してしまったことをきっかけに、ローラの様子が一変する。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> おフランス産のサスペンス映画。サスペンスといってもストーリー性は薄い。<br /> 社会的地位のある人間が不可抗力で人を殺してしまい、それを目撃され金を恐喝されるという、土曜サスペンス劇場にでもありそうなぐらい平凡なストーリー。<br /> それでも、鏡の中と外、といった比喩を出してきて深みを持たせようとしたり、様々な細かな設定があったりで独特の芸術的な雰囲気が醸しでている。<br /> 例えば、車の中で煙草に火を付けるとき、マッチのつもりで車に付属している火を付ける奴(名前は何だ?)を外へ放り投げてしまったり、専制君主と揶揄されるような横暴なホテルのオーナーの誕生日のシーンだとかが、映画にアクセントを持たせている。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVnOw8anMJsc4Hv7jmjpASOwL2hR93X3UV0o5wdsOPWnPu7zbGQEkyjnZIzvekRb52cbTaAc70PNKJrCwxPNp_vJPPxJTto7Yom27ZCOXaakHXdce5rtad34OoTmsJxwJ3LD8Zf4mkKCs/s1600-h/DescenteAuxEnfers.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 165px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVnOw8anMJsc4Hv7jmjpASOwL2hR93X3UV0o5wdsOPWnPu7zbGQEkyjnZIzvekRb52cbTaAc70PNKJrCwxPNp_vJPPxJTto7Yom27ZCOXaakHXdce5rtad34OoTmsJxwJ3LD8Zf4mkKCs/s320/DescenteAuxEnfers.jpg" alt="ソフィー・マルソー" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5314531517872520386" border="0" /></a><br /> ↑のカットはお気に入り。何となく秘密めいた瞳に官能を感じさせる姿勢。狂気とエロスの混合を連想させ、彼女の過去の行いの伏線になってる。こういう何気ないワンシーンへのこだわりが所々に見られる。<br /><br /> といっても、やっぱりストーリーがいまいちでテンポも良くないんで退屈っちゃー退屈。黒人差別や同性愛問題といった社会的な面も取り上げているが中途半端。<br /><br /> バカンスの雰囲気とソフィー・マルソーの裸を楽しむための映画だろう。<br /></div><br /><div class="readmore"><br /> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_18.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-34159272438914801422009-03-17T10:58:00.003+09:002009-03-20T21:54:08.792+09:00アメリカン・ビューティー<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0988339a.47c1e624.0988339b.e27b92b6/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fdqa-112460%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fi%2f10553663%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f427%2fdqa-112460.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f427%2fdqa-112460.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督:サム・メンデス<br />キャスト:ケビン・スペイシー、アネット・ベニング、ソーラ・バーチ、ミーナ・スヴァーリ、ウェス・ベントリー <br />1999年 アメリカ<br /><br />あらすじ:中年男レスターが、ある日娘の親友に一目惚してしまい…。隣家に新しい住人が来た事で崩壊していく家庭をシニカルに描く。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★★★☆ </span><br /><div class="fullpost"><br />「アメリカン・ビューティー」アメリカの美。「美」を描いた映画。<br /> 登場人物は皆、アメリカのどこかにいそうな平凡な人々。胸の小ささに悩み、両親とギクシャクしてる典型的なティーンエイジャー。妻や上司に見下されても家庭のために我慢を続けてきた中年男。やり手のキャリアウーマンとしては働くが実は全く商才の無い妻。<br /> 隣家は、頑固な退役軍人にヤク中の息子。<br /> ティーンエイジャーの娘は、美人のヤリマン女と親友。<br /> ホームドラマにでもなりそうなありふれた人物設定だけども、それぞれの「美」の価値観が普通とは大きく違っている。<br /> 主人公ケビン・スペイシーは、娘の親友に「美」を感じ、妻は不動産の王様のような金と力に「美」を感じ、隣人の息子は風に舞う紙袋に「美」を感じ、娘の親友は文字通り外見的な美しさを「美」と感じ自分が外面的に美しいからこそ男性が寄ってくるのだと嘘を吐く。たりとそれぞれ、心の内に秘めたる「美」は様々。<br /> 表向きはありふれた人物達だが心の中は独特である。<br /> また、最終的には彼らは「美」を手放すことになってしまう。<br /><br /> 主人公は、娘の親友を初めて見たとき、妄想の世界に突入し、服をはだけさせ胸をさらけだそうとしたとき乳房が見える直前にバラが飛んだ。ラストシーン、娘の親友との性交が果たせそうだというとき、あれほど出し渋った乳房を露わにさせたがそこからバラは飛ばない。そして彼女は処女だということを告白する。女の色気に「美」を感じていたが、実は単なる純真なティーンエイジャーに過ぎなかったことが判明し、主人公はそれを「美」と感じなくなった。<br /><br /> 妻は、不動産王との不倫がばれ距離を置かざるを得なくなる。「美」を失った妻は夫に殺意を抱くが、最終的には夫の死を嘆き悲しむ。本当の自分の「美」は夫だったのだ、と。<br /><br /> 隣人。ゲイに異常なまでの嫌悪を抱いているが、これは同族嫌悪であった。自分が潜在的にゲイだったからこそ、同じゲイを憎んだ。息子がゲイだと知って追い出すが、それを悔い隣家の主人公に自分をさらけだしゲイという「美」を求めた、が拒絶された。<br /><br /> 隣人の息子は、風に舞う紙袋を「美」に感じる変人。主人公の娘が窓辺でトップレスになっても、彼のビデオカメラは乳房を微塵も写そうとしない。むしろ乳房を避けるようにして、胸より上部をアップで撮ろうとする。<br /><br /> 娘の親友は、自分がセックスアピールに優れていることを誇示する。それが自分の美しさを示しているのだと固く信じているのだ。言葉通りの「美」であるが、主人公との性交の直前に、処女だとの告白。彼女は自分の「美」がまやかしだと主人公に知られるわけである。<br /><br /> こうした「美」に固執し、「美」を手放した人々の惨劇。アメリカの原題社会の闇なんてものは日本人には理解できない。ただし、美しさというものは万国共通であると信じている。その「美」は容易には手に入らず、「美」のために容易に破滅へと導かれる、異様な恐怖を感じさせる。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/1999.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-64351810086931576532009-03-16T13:03:00.003+09:002009-03-16T13:05:40.390+09:00軍鶏 Shamo<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5809420%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13017339%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420807%2f4208070987.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420807%2f4208070987.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督:ソイ・チェン<br />キャスト:ショーン・ユー、魔裟斗、ディラン・クォ、ブルース・リャン、石橋凌、フランシス・ン<br />2007年 香港、日本<br /><br />あらすじ:16歳の少年の夏に起きた惨劇…。少年院に送られた彼を待っていたのは、周りの少年や院長から軽蔑され、虐げられる地獄のような日々。「このままでは自分が殺されてしまう…」と悟り、自己防衛本能を剥き出しにした彼は、伝説の空手家と出会い、自らを鍛えることで、毎日を生き抜いていくそして、2年の刑期を終えた彼は世界格闘技トーナメント<リーサルファイト>を目指す!<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><br /><div class="fullpost"><br /> 橋本以蔵原作・たなか亜希夫画の同名漫画の映画化。原作は未読。<br /> 雰囲気や演出は好きだなぁ。日本が舞台のはずなのにどう見ても香港のスラム街にしか見えないという雰囲気は良かったし、悪ガキが一癖も二癖もある支障から特訓を受けて強くなるってストーリーは一昔前のスポ根や香港映画に通じるところがあって好きだ。といっても強くなったところが描かれていないのがいまいち。試合でも毎回ボロボロにされてるから特訓の成果があったのかどうか分からん。水に映った月を切れだの、闇に溶ければ見えなくなるだの、意味あったのだろうか?<br /><br /> 俳優陣は非常に格好良い。主人公のベロ出しオープニングがラストの試合前につながってるところなんかは見事。空手師匠の黒川も渋くてよろしい。流派争いでボロ負けした兄ちゃんも好きだが、負けて以降出番が一切無いのが・・・。<br /> ちゃんと三枚目役にデブの兄ちゃん出てるのもお約束か。<br /><br /> この映画、なんだか登場人物の心理が見えてこない。<br /> 主人公はどうしてあんなにリーサルファイトにこだわったんだろうか。出所してからの目標は妹を捜すことじゃなかったのか。いつの間にかリーサルファイトのリングに立って、反則がひどかったんで永久追放(?)されて、魔裟斗の恋人レイプして再びリングに立つ。<br /> んな、レイプしてまで(未遂か?)魔裟斗と戦う意義はなんだったんだろうか?<br /> 師匠の黒川の病気も唐突だったし、リーサルファイト創始者の思惑が見えてこないし、都合良くストーリーが進んでいく感じ。あと、最も大事な妹のアレの「動機」が分からない。狂ってただけか?<br /> 原作読めばそのへんはきっちり書いてあるのかなぁ。<br /><br /> アクションシーンは結構迫力有った。少々グロテスクなシーンも有り。<br /> しかし主人公、線が細い。魔裟斗と戦うシーンになると特にそう感じる。体重差がけっこう有りそうだが、あの格闘技のルールはどうなってんだろ。<br /><br /> どうでもいいがリーサルファイトのリング、観客席が離れすぎだ。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/2007-162.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-1180317812855646142009-03-15T16:35:00.002+09:002009-03-15T16:39:46.004+09:00パリ・ディストラクション<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4419145%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12072918%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4524824%2f4524824005493.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4524824%2f4524824005493.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督:シャーロット・ブランドストーム<br />キャスト:クレア・ボロトラ、ティエリー・ヌビック、デビッド・ブレコートクララ・ル・コール、アラディン・レイベル<br />2006年 フランス<br /><br />あらすじ:遺伝子実験により凶暴化したネズミが逃げ出し、パリの下水道で爆発的な繁殖を続けていた。数百万というネズミの大群により花の都はウィルスに侵され、人間たちの必死の攻防が始まる。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★☆☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> ネズミ大量発生によるパニック映画。同じ題材の作品に西村寿行の<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1059431%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f10769947%2f" target="_blank">滅びの笛</a>という小説がある。こちらはオイラの大好きな作家さんの作品で思い入れも強い。この小説を読んで以来ネズミが好きで好きでたまらなくなったわけで、ネズミ映画の類はどれも期待してみるわけだが、見事に期待を裏切られた・・・。<br /><br /> まずこの映画、パニック映画だけどもあんまりパニックになってない。ネズミに咬まれたらウイルスに感染するそうだが、映画内では感染者がほとんど描写されない。主人公の娘とホームレスとネズミ駆除のおっちゃんとスイミングプールのおばちゃんぐらいか、映像に出てくるのは。他の感染者は会話でさらっと言うぐらいで、ウイルスがどの程度の脅威なのかさっぱり。ウイルスの潜伏期間も、ネズミ駆除のおっちゃんは三日ぐらいだけども主人公の娘は、一日で発症してる。発症してからもどれぐらいで死んじまうのかさっぱり分からんので緊張感がまるでない。<br /><br /> ウイルスを撒き散らす以外にも、ネコを丸ごと食ってしまうぐらい凶暴化したネズミだが、何故か人間は襲わない。ネズミの巣探索に行っても、じっとしてりゃネズミに襲われない。怖さなんてありゃあしない。終盤でも軍隊の兵隊さんがネズミがてんこもりになってるところに落下したが無傷(?)で救出されてるし「死の恐怖」が描かれていないのでパニックになろうはずがない。<br /><br /> というか終盤までネズミの巣探索(それもお偉いさんに対策を取らせるためでしかない)するばかりでウイルス対策もネズミ駆除もほとんど無視。ウイルスのほうは、ご都合主義的に解決したし(どうしてあのネズミだけ抗体持ってたの?)ネズミ駆除は軍隊任せ人任せ。唯一、主人公が頑張ったネズミの巣探索も別に危なくもなんともなく、なんとなく解決しちゃったってだけのストーリー。<br /><br /> ラストの爆破もやりすぎだ。あのプールが民間施設か公共施設かしらねえけど、明らかに火薬の量間違えてるよ。それに時限式にする必要もない。全員が建物の外へ出てからスイッチポチ、で良かったのにあえて時限式にしてしかも中に人がいる状況でカウントダウンをスタートさせる意味が分からない。そもそも、火薬じゃなくても殺鼠剤で充分だったんじゃないか。<br /><br /> 突っ込みどころは色々あるし、なんだかメロドラマ風の甘ったるい恋愛劇はあるわで面白くない。大量のネズミを使って撮影頑張ったんだろうなぁという感想しか出てこなかった。<br /></div><br /><div class="readmore"> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_15.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-70774794693219897522009-03-13T23:15:00.005+09:002009-03-13T23:20:32.655+09:00リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0988339a.47c1e624.0988339b.e27b92b6/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fybc-18325%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fi%2f10549938%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f257%2fybc-18325.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fguruguru2%2fcabinet%2f257%2fybc-18325.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督:フランク・オズ<br />キャスト:リック・モラニス、エレン・グリーン、スティーヴ・マーティン、ヴィンセント・ガーデニア、ビル・マーレイ<br />1986年 アメリカ<br /><br />あらすじ:花屋の店員シーモアは中国人街で奇妙な鉢植を買った。ところが、なんとこの植物は人間の生き血をエサにする吸血植物だった……。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> オリジナルは1960年公開のロジャー・コーマン監督作品。で、その映画がミュージカル化されヒットし、さらにそのミュージカルを映画化したというややこしい経緯をもつのが本作品。<br /> ホラーをミュージカルで演じるという発想は素晴らしい。普通、ミュージカルっつーと「ウエストサイド物語」みたいなラブロマンスを思い浮かべるもんだけど、あえてグロテスクなモンスターの登場するホラーを題材にするというのは発想の勝利というやつ。といっても、ラブロマンスが物語の主軸に据えられてるわけだけど。<br /><br /> しかしテンポの悪い映画。モンスターが成長して血を求めるようになり、やがては主人公の手に負えなくなる、といった展開まで一時間近くかかってる。もうほとんどラストシーンまできちゃってる。面白くなってきたな、というところであっさりとモンスターとの対決シーンがはじまってチャンチャン。どうも物足りない。<br /><br /> モンスターとの対決もあっけない。あれほどの知能と力を持ったモンスターなんだからもうちょっと粘れ。あんなヒョロ男になんの工夫も無くやられちゃって面白みがない。せめてやられ方に伏線でも敷いておいて欲しかった。<br /><br /> このシーンは最高。音楽からカメラの動きまで申し分なし!<br /> <object height="344" width="425"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/z0kSBiu1IGk&hl=ja&fs=1"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="http://www.youtube.com/v/z0kSBiu1IGk&hl=ja&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" height="344" width="425"></embed></object><br /><br /> もとがミュージカルなだけに音楽はどれも質が高いね。<br /><br /> どうでもいいがこのふたり。似てる。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirgZpoDaY12KENpLGVXPXLoFVkpVkuqQqISeebfjjoFmzHxEl4oZ_M_jYsKGo573iwJNME2xE80Ve14bN9n7bGLEWUM_Mgls-7A2cDsjroqNS91gRkpm-lNO8ZGpAAZiGF9PtVAJM4RFY/s1600-h/littleshop.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 214px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirgZpoDaY12KENpLGVXPXLoFVkpVkuqQqISeebfjjoFmzHxEl4oZ_M_jYsKGo573iwJNME2xE80Ve14bN9n7bGLEWUM_Mgls-7A2cDsjroqNS91gRkpm-lNO8ZGpAAZiGF9PtVAJM4RFY/s320/littleshop.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5312675905537046946" border="0" /></a><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJ-SByK62OBaKYPlrVEng-2QvqldDMunqsHX-5uvazNZXvFRQJ3znp-qyzhyWE-CJ5UyYkCmjMR-V1iXSYb_Y9AZltoauZ1DZjNZY_gDy4n4Gn9Bdv8zLjXaqVRu65BqMXdft66YHSQ0M/s1600-h/bosspaku.jpg"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 258px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJ-SByK62OBaKYPlrVEng-2QvqldDMunqsHX-5uvazNZXvFRQJ3znp-qyzhyWE-CJ5UyYkCmjMR-V1iXSYb_Y9AZltoauZ1DZjNZY_gDy4n4Gn9Bdv8zLjXaqVRu65BqMXdft66YHSQ0M/s320/bosspaku.jpg" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5312676035212640642" border="0" /></a><br /><br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/1986.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-84379466578286276812009-03-11T23:16:00.006+09:002009-03-13T19:38:42.825+09:00ぼくの大切なともだち<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5838083%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13036537%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420808%2f4208081135.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fogs_420808%2f4208081135.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督 パトリス・ルコント<br />キャスト ダニエル・オートゥイユ、ダニー・ブーン、ジュリー・ガイエ、ジュリー・デュラン、ジャック・マトゥー<br />2006年 フランス<br /><br />あらすじ 誕生日に集まってくれた仲間と、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをすることになったフランソワ。だが友人たちはフランソワを親友と思っておらず……<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 非常に軽いタッチの映画。パトリス・ルコント作品といえばどこかシニカルで人間の暗部をさらけ出したり、ドロドロの性欲を芸術的に描いたりするわけだがそういった過去作と比べて非常に軽い。映像やストーリーなど大衆の娯楽向けに作ってる感じがする。<br /><br /> 仕事もできるし、恋人もとっかえひっかえな主人公だが友人がひとりもいない。周囲の人間にからかわれたのに腹が立って、つい友人をお前らに見せてやる、と啖呵を切る。が、友人だと思ってた人間は、向こうは友人だと思っていなかった。で、気の良いタクシー運転手に友人の作り方を教わるわけだが、この一連の流れが非常に漫画的。友達の作り方を書店で求めるが、そんな本を探しているのを周囲の人に聞かれるのが恥ずかしいので、ヒソヒソと店員に聞くが、店員が大声でその本の名前を叫んじゃうとか、講演会で気持ち悪い男が友達になろうと声をしつこくかけてくるとか、非常に漫画チックである。もともとルコント監督は漫画家だったので、そうした経験が生きているのかもしれない。<br /><br /> フランス映画といえば恋愛物というイメージがあるが、この映画では恋愛を排除している。というか、最初から観客に対して恋愛沙汰は持ち込まないんで期待するなよ、と宣言してる。それが主人公の共同経営者が自分はレズビアンだと告白するところ。主人公に一番近い女性は、主人公を恋愛対象と見ていないということを説明し、関係が発展することはないと仄めかしているわけだ。純粋な友情物として見られるように観客への説明である。<br /> ただし、この女性は後半部で主人公と友人になりたかったとも告白している。主人公と女性が単なる賭けの敵同士であるとした認識をひっくり返した一種のどんでん返しだろうか。<br /><br /> 主人公、最初から共同経営者の女性に友達になろう、と持ちかけてりゃこんな苦労することはなかったんだよね。女性は主人公と友人になりたかったが、主人公は見向きもせず、タクシー運転手は、主人公と友人になったつもりでいたが主人公に裏切られる。身近な人間ふたりを傷つけている。が、女性に対してのフォローがこの映画内ではほとんどない。ちょっと扱いがひどすぎやしないだろうか。<br /><br /> フランス映画はやっぱり恋愛が必要なんだろうなぁ。ラストシーン。タクシー運転手と主人公の娘。明らかに恋をしてる。友人の娘と結婚、か。友人に妻を取られた男にとってはちょっと辛いか。やっぱりこの後結婚までは発展しないのかな。<br /><br /> クイズミリオネア。長々とテレビ番組をほぼそのまま映画に拝借しちゃうってのちょっとやりすぎじゃないか。電話での星の王子さまの一節を読むところなんかは、ちょっとした哲学っぽくてフランス映画らしい。<br /><br /> しかし、邦題がいまいち。原題は「Mon meilleur ami」直訳すれば「私の最良の友」意訳で「私の親友」といったところか。どうして「ぼく」なんて一人称を使っちゃったんだろう。中年男の友情物語に「ぼく」が不釣り合いで面白いと思ったのかなぁ。フランス映画でこんなタイトルにされるとプロヴァンスあたりの少年の物語と思っちゃうよ。<br /></div><br /><div class="readmore"> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_11.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-61196875157909759292009-03-10T23:25:00.002+09:002009-03-10T23:32:42.795+09:00パコと魔法の絵本<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/098d9dac.98d15e85.098d9dad.3c084786/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fjoshin-cddvd%2f4571283020970%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fjoshin-cddvd%2fi%2f10174550%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fjoshin-cddvd%2fcabinet%2f870%2fdsl-10016.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fjoshin-cddvd%2fcabinet%2f870%2fdsl-10016.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0" /></a><br />監督 中島哲也<br />キャスト 役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮<br />2008年 日本<br /><br />あらすじ 奇妙な人ばかりが集まるとある病院に、偏屈な大富豪・大貫がいた。嫌われ者の大貫はある日、交通事故で両親を失い、後遺症で1日しか記憶がもたなくなった少女パコと出会う。パコとの出会いで自分の人生を見つめ直す大貫は、彼女にとある提案をする…。<br /><br />評価 <span style="color: rgb(255, 20, 147);font-size:130%;" >★★☆☆☆ </span><br /><div class="fullpost"><br /> 好き嫌いがはっきりと別れそうな映画。映像や演出のクセが強すぎる。「下妻物語」程度なら良いんだけど、はっきり言ってこの映画はいきすぎ。手から星降らせたり、いちいちアニメチックな効果音流したりとか、独特な世界観を作りすぎてる。独特すぎてついて行ける人間といけない人間がはっきり分かれる。<br /><br /> 映像の作り込みはさすがだなぁと思う。職人的なこだわりが見られるシーンが多々ある。だけども、本当にそれは必要なのか? と疑問に思う部分も多々ある。<br /> 例えば、序盤の館。ハワイアンダンス踊ってるのは良い。だけど、そこにゆうたろうの写真なんか必要か?<br /> 部屋にエヴァンゲリオンや銀河鉄道999のポスターなんか必要か?<br /> 不可思議な世界観には合っているかもしれないけれど、映画の舞台は、日本なのか静養なのか分からない、現代なのか過去なのか未来なのか分からない、そういう漠然とした世界なのだ。それは星新一が、どこの国のどの時代の人間が読んでも通用するようにと通俗性を徹底的に排除したのと対照的である。<br /> 本作も、ファンタジーの絵本の世界としてそうすべきであったはず。それなのに、日本でしか通用しないようなアニメのポスターを貼ったり、人生劇場のコマを使ったり、ドリフのコントでザリガニ魔神をやっつけたり、と現代の日本人にしか分からない描写が数多く存在する。<br /> これは内輪ウケである。分かる人間は笑えるが、分からない人間にはさっぱり。分からない人間に説明をしようとも、なるべく分かるようにしようという努力を欠いている。見る側を無視して、自分の好き勝手な事をやっているという印象しか持てない。演出や映像のクセが強い、というのもそうした監督の「暴走」が原因ではないかと推測する。<br /><br /> それにしても、出てくるギャグにほとんど笑えなかった。笑いのセンスが古いというかなんというか・・・。<br /><br /> アヤカ・ウィルソンは可愛いかった。さすがに表情のバリエーションが少なかったけれど子供にそこまで言うのは酷か。<br /></div><br /><div class="readmore"><a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/blog-post_10.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2967875494953057575.post-49397871878562760952009-03-10T12:57:00.006+09:002009-03-10T13:03:58.889+09:00リディキュール<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/097f7fbb.15dfc1c8.097f7fbc.f82bdbb9/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3802841%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11605651%2f" target="_blank"><img src="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4982509%2f4982509350014.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2fjan_4982509%2f4982509350014.jpg%3f_ex%3d80x80" border="0"></a><br />監督 パトリス・ルコント<br />キャスト シャルル・ベルラン、ジャン・ロシュフォール、ファニー・アルダン、ベルナール・ジロドー<br />1996年 フランス<br /><br />あらすじ 18世紀末のフランスでは、洗練されたエスプリこそ最重要だった!? 名もなき田舎青年が王との謁見を目指しエスプリ教育に精を出す。<br /><br />評価 <span style="font-size:130%;color:#ff1493;">★★★★★ </span><br /><div class="fullpost"><br /> おっぱいが気になって気になって。<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjk0LfnbQm5oEvUIDmd0NDwItc-_4Vyy6aDxKLzqQmOFI-ti61oLjzD2ZRk_eKspssZYiWeForcTJ2zurLShoR02Nj4m7h0BSui1Czzew5pvpEq-i6qzS0bJvEne3nTd43nxoGs_KHvrU/s1600-h/oppai.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 184px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjk0LfnbQm5oEvUIDmd0NDwItc-_4Vyy6aDxKLzqQmOFI-ti61oLjzD2ZRk_eKspssZYiWeForcTJ2zurLShoR02Nj4m7h0BSui1Czzew5pvpEq-i6qzS0bJvEne3nTd43nxoGs_KHvrU/s320/oppai.jpg" border="0" alt="おっぱい"id="BLOGGER_PHOTO_ID_5311404334724505122" /></a><br /><br /> 中世フランスの宮廷という、いまいち日本人には馴染みのない世界が舞台。エスプリ(皮肉めいたジョークみたいなもんか?)に長けてさえいれば、国王に謁見できたり、他の貴族からの評価が上がったりと、どこまで史実通りなのか西洋史に疎いオイラにはさっぱり。<br /> 日本でも平安時代に貴族が遊び呆けてたわけだが、ああいうのを想像すると近いのかなぁ。するとエスプリってのは歌遊びや蹴鞠みたいなもんか。分かるような分からないような。<br /><br /> このエスプリが貴族にとって非常に重要。エスプリさえあれば国王に謁見できる。逆に無ければ散々。他の貴族に徹底的にバカにされて、弱い人は自殺なんてしちゃう。ヨーロッパは罪の文化で、日本は恥の文化なんてことを言うけれど、公衆の面前でエスプリが無いのを罵倒されて死んじゃうなんて明らかに「恥」によるものだと思うだが、フランス人も案外「恥」を重要視してるのだろうか。<br /> この映画のエスプリを聞いてると、大概が他人に恥をかかせるのが目的のように思えてしまう。自分が恥をかかないために、エスプリで相手をぶちのめす、そんな感じだろうか。だとするとろくな人間じゃないな。<br /> 革命が起きると祖国を捨てて海外へ逃亡して、エスプリという遺物に取りすがることしかできないのがこの映画での貴族なので、ろくでもない人間というのは非常に納得できるが。<br /><br /> 「リディキュール」フランス語で滑稽を意味する。それはエスプリの中身が滑稽だという意味もあれば、貴族の生き様が滑稽だという意味でもある。領民のことを無視して晩餐会に耽ったり、すこしでも地位を高くするために、エスプリに長けた男性と関係を持とうとする女性。<br /> 沼地を干拓したいという、滑稽ではない主人公も、次第に宮廷の色に染まっていく。<br /> 干拓のために、エスプリを使い愛する女性を捨てて国王との謁見のために別の女性と結ばれる。それは、宮廷を毛嫌いしている医者の娘と比べると非常に滑稽である。医者の娘は、科学の研究のために、愛を捨てて金持ちの年寄り貴族へ嫁ごうとするが、最終的にはそうした滑稽な行いを改めて愛に生きようとしたのだ。<br /><br /> だが主人公もやがては自身の滑稽さを忌み嫌うようになる。メンツのためだけに決闘を行ったこと。これが、転機となる。命をかけたなんの意味のない戦いに主人公は虚しさを覚えて、今まで結ばれていた打算のための恋人関係を破棄し、真に愛している女性と結ばれる。<br /> しかし、それでも主人公は吹っ切れることができない。医者の娘の研究。潜水服で湖に潜ったとき、研究の成功に喜び笑った。だが、その笑いは潜水服のマスク越しだった。<br /> 歯を見せる笑いは下品。<br /> そうした貴族の滑稽なマナーにまだ縛られていたのだ。主人公の笑い方は明らかに歯を見せる笑いだった。だからこそ愛する女性にも潜水服のマスクを取ることはできなかった。まだ、他人に自分の貴族のマナーを守らない素顔を見せることに躊躇ったのだ。<br /><br /> その後のシーンは仮面舞踏会。誰も素顔を晒さない。この仮面こそが貴族の滑稽を象徴している。<br /> 全員が素顔を隠す。ひとりを蹴飛ばしてこけたところをエスプリで罵倒する。その罵倒が最高のエスプリだと貴族達は賞賛する。<br /> この滑稽な姿に主人公は吹っ切れたのだ。笑顔すらも潜水マスクで隠していた彼が、その場で仮面を剥がし素顔を見せた。貴族から脱却した瞬間だ。<br /> 主人公が胸の内を吐露しても、音楽がはじまれば他の貴族達は、何事もなかったかのように踊り出す。そこを仮面を外して立ち去る主人公と恋人。そしてショックを受ける元恋人。<br /><br /> <a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjEcCMBGXDHcChR6nwLc8ZMzBCVvipeBlfDB6vBcbdcH3ESKIkzLOedBtwrhupGQ8ZCwVX5kr13M6NnCS1UvecESAawDb1YbYhcP2mfUDW3YmOLCq5Bc8XBOHyl128cMP4Jk5qWjOdIXKQ/s1600-h/ridicule.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 184px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjEcCMBGXDHcChR6nwLc8ZMzBCVvipeBlfDB6vBcbdcH3ESKIkzLOedBtwrhupGQ8ZCwVX5kr13M6NnCS1UvecESAawDb1YbYhcP2mfUDW3YmOLCq5Bc8XBOHyl128cMP4Jk5qWjOdIXKQ/s320/ridicule.jpg" border="0" alt="ridicule"id="BLOGGER_PHOTO_ID_5311404620424333442" /></a><br /><br /><br /> エスプリ。滑稽。いったい誰が最も滑稽だったのか。<br /> 貴族が必ずしも滑稽であるとはいえない。仮面をかぶっていなければいけない場所で脱いだ主人公が滑稽なのかもしれない。<br /> 他にも、ろうあの男。この男の父は自分の家にいたほうが幸せになると信じていたが、結局施設に預けられた方が、手話を覚え才能を発揮し、幸せになった。施設に預けたくないと思っていた父やその娘は滑稽であったではないか。<br /> 気にくわないエスプリにヘソを曲げる国王も、沼地の水を飲んで病気になる子供も、何もかもが滑稽であったかのように思える。<br /><br /> しかし、何度見てもエスプリとユーモアの違いが分からん。<br /></div><br /><div class="readmore"><br /> <a href="http://himajin-nyudou.blogspot.com/2009/03/1996-18.html"><span style="font-size:130%;">[続きを読む]</span></a><br /></div>Unknownnoreply@blogger.com0